TPPですか。
マスコミも本当のことを言いませんね。
TPP、遅れれば条件不利に…枝野経産相
枝野経済産業相は16日、NHKの番組に出演し、政府内で検討が進む環太平洋経済連携協定(TPP)
について「世界の流れから遅れてしまうと、結果的に日本により不利な条件が押しつけられる」と述べ、
早期の交渉参加が必要だとの考えを示した。
枝野氏は、米国と韓国との自由貿易協定(FTA)が米上下両院で可決されたことなどにも言及し、
「日本は既に不利な状況におかれている」と危機感を示した。
また、農業改革については、「日本の農業の競争力を高め、生かしていくことに力を入れたい」と
TPP参加に関わらず推進すべきだとの考えを明らかにした。
(2011年10月16日19時47分 読売新聞)
なんてことを言っていますが、時間制限して思考停止させるのは詐欺の常套手段だし、
YOUTUBEでのこのサイトが参考になります。
TPP賛成論者の詭弁を論駁す西部邁ゼミ2011年4月16日放送
そして普通に考えても日本にはTPPに参加する積極的なメリットが無いですよね。
なぜなら既に日本の輸入農産物に対するアメリカの比率は既に高い (とうもろこし98.7%、大豆72.3%、小麦60.6%) 既にアメリカから大量の農産物を輸入しており、これ以上輸入が拡大する余地はほとんどない。
しかも環太平洋とか言っているけど、GDP換算で9割が日米、事実上-日米貿易協定である。
ならなぜか。
アメリカが本当に狙っているのは金融、サービス、公共事業で日本をがんじがらめにすること。
↓
TPPはアメリカの日本属国化計画
・中国のドル離れ→中国発の独自経済圏確立に、アメリカが危機感を強める
・特に中国の動きを放っておけば、アジアの主導権を中国が握ることになる
・アジアを最後の拠り所にしている崩壊寸前のアメリカは、何とかアジアに拠点=日本を巻き込んでアメリカの支配構造に組み込む策略を考える。
アメリカが目をつけたのが『TPP』。アメリカにとっては、TPPに日本が参加しなければ「意味が無い」。
・TPPでは、「2015年までに農産物、工業製品、サービスなど、すべての商品について、例外なしに関税その他の貿易障壁を撤廃する」
と定められ
この「サービスなど、すべての商品」の中には、金融・投資サービスや法律サービス、医療サービスなど全てが含まれていて、農産物や工業製品など、その一部に過ぎません。
つまり、TPPが締結されれば、一切の貿易障壁が無い、「完全なアメリカルールによる自由貿易圏」が実現する
このアメリカ従属自由貿易圏で「アメリカが輸出するもの」は、農産物や工業製品がメインではなく、金融、法律、医療、公共機関の民営化による日本の弱体化
これは、1993年から続く年次改革要望書に代表される『日本属国化計画』が、一気に推進すること。
アメリカが数日前に韓国と結んだ、現代の不平等条約ともいえるFTA然り。
TPPは来年末まで議論を継続するそうですが、反対意見拡散&e-gov、各政党に請願メール等それまでに
国民にできるだけ広く真実が広がることを願います。
本当にマスコミの偏向報道はむごいですね。存在意義を疑います。