先日放送された、長州力が自由気ままに山口県を旅して、ロッチのコカドケンタロウがサポートし、長州力のぶっ飛んだツイートを頼りにカミナリと日向坂46の河田陽菜が追跡する番組。


山口放送開局65周年記念で制作された全国ネット放送であるが、山口県要素は長州力と河田陽菜だけというめちゃくちゃなキャスティング。

 


山口県は2度訪れたことのある縁のある県だったので、この番組を非常に楽しみにしていた。
 
まず長州力が向かったのは秋吉台。山口県美祢市にある日本最大級のカルスト台地である。ゴツゴツした石灰岩と草原が広がる大地は圧巻の一言。景観は野焼きをして保っているそうで、長州力もかつて野焼きに参加したことがある。
 
ここで豆知識を一つ。山口県はセメントの生産が盛んで、その理由は石灰岩が豊富にあるからだ。土地の特徴が産業に現れている例である。
 

秋吉台で長州力は以下のツイートをした。




このツイートがミスリードを誘い、カミナリ・河田陽菜一行は瑠璃光寺へ向かう。

瑠璃光寺は室町時代に山口を治めた大内氏により建立され、五重塔は国宝にも指定されている由緒あるお寺である。

毛利家の墓所に続く石畳と石段は音を反響させる性質を持っているため、足を踏み鳴らすと音が返ってくる。「大地の音」に引っ張られて方向違いなところに来てしまったようだ笑

うぐいす張りの石畳」として親しまれ、かつて音のソノリティでも紹介されたらしい。


その頃、長州力たちは秋吉台でセグウェイを楽しんでいた。その時のツイート。



このツイートもミスリードを誘い、カミナリ一行は海へと向かう。山口県は瀬戸内海にも日本海にも面しており、それぞれ素敵な景色が拡がっているのだ。一行は角島大橋へ向かった。

全長約1.78kmにも及び、青い海の上を伸びていく橋の美しさは筆舌に尽くし難く、様々な自動車CMのロケ地として使用されている。

角島大橋を渡って角島に向かうも当然長州力はおらず、またもや空振りに終わった。


ちなみに休憩中の一コマはこちら。




そして、その次のツイートがこちら。


トンネルとは秋芳洞のことを指しており、この池は秋芳洞の入口にある美しい池なのだが(私もここを撮影したことがある)、そうとも知らない河田陽菜一行は、トンネルから多量の鳥居で有名な、長門市の元乃隅神社を連想。

鳥居はなんと100mに渡って123基にも及ぶらしい。圧巻の光景が見たかった一行であったが、残念ながら時間制限で閉まってしまい、タイムアップ。1日目は長州力一行を捕まえられず。


山口県はあまりにも範囲が広すぎたため、2日目は下関市に絞ってロケ開始。

最初のツイートはこちら。


カミナリ・河田一行は海峡ゆめタワーからスタート。竹内まなぶと河田陽菜はツーショットを撮る余裕を見せていた。


そして次のツイートを基に唐戸市場へ向かう。



しかし、長州力が美味しいと言っていたのは高杉晋作に縁がある寺・功山寺の水。

下関で「美味しい」といえば普通は唐戸市場しかない。鮮魚が安く手に入る人気の観光地である。当然、カミナリ一行は唐戸市場に向かうが空振り。流石はTwitter開始だけでなく「ハッシュドタグ」というツイートで大きな話題を呼んだ存在である。独特な感性を持っている。


維新の志士に思いを馳せたところで、次に長州力が向かったのは、関門海峡の傍にあるスポット。ここはかつて長州藩が外国軍との戦場になった所で、「長州砲」という当時の砲台を模したものが残されている。100円で空砲を発射し、長州力はご満悦。


下関と対岸の門司を隔てる関門海峡。これを渡る手段はいくつか存在する。自動車道に加え歩道もあり、歩いて渡ることもできる。

そして知る人ぞ知る手段がヘリコプターである。かつてさらば青春の光もヘリコプターで門司へ渡ったことがあるようだ。

長州力は高所が苦手なのかコカドに押し付けて乗らなかったが、以下のツイートをした。



それにしても長州力は相席食堂での自分の名言「飛ぶぞ」をヤケに気に入っているらしい笑 

このツイートに振り回された河田陽菜一行は関門トンネルの歩道を使って門司側へ渡ってみたり、関門海峡付近の観覧車を訪れてみるも長州力には会えなかった。


そして遂に展開が動く。


このツイートを見た河田陽菜は、若者の味をタピオカと予測し、場所をカモンワーフと特定。そして遂に長州力一行に会うことが出来た!
 

そして河豚の名店、春帆楼でラストを飾る。春帆楼は初代内閣総理大臣の伊藤博文も愛した名店で、日清戦争の講和条約(通称:下関条約)締結の舞台にもなった歴史的な場所でもある。


山口の人は「フグ」ではなく「ふく」と呼ぶ。福に掛かっており、縁起が良いからだ。長州力も「ふく」と言っているように私には聞こえた。山口県民としての矜恃を感じた。


山口の長い歴史と育まれてきた素敵な文化を感じられた素晴らしい番組であった。


歴史的に見ても、山口は「濃い」場所である。
古代にカルスト台地が形成された秋吉台。
源平合戦に終止符を打った、壇ノ浦の戦い。
水墨画の名人、雪舟が滞在したこともあった。
宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島決戦。
幕末志士を生んだ長州藩。安倍晋三前首相もその流れを組んでいる。

山口は歴史の連なりを感じられる場所である。


私も山口に魅力された者の1人で、河豚を堪能し、長門の美しい海に魅了され、萩で幕末志士に思いを馳せた。まだ行ったことのない角島大橋、元乃隅神社、錦帯橋を含め、山口県は素晴らしい場所である。その良さを長州力・河田陽菜らと共にもっと広めていきたい。