このブログは妻の口を借りて話をするモノから届けられるメッセージの備忘録。

あいつらはこちらの都合は無視してやってくる。

 

当初は話などしないし、妻が何かブツブツ言っていても無視をしていた。

 

その晩、非常に言葉使いの悪いヤツがやってきた。

 

そいつのおかげで妻もかなりまいっていた。

気を抜くとそいつに口をとられるからだ。

この場合、取られるというよりも、「乗っ取られる」という表現があっているのかもしれない。

 

私が気を向けるとそいつは私に話しかけてきた。

 

「オレはこいつから離れないぞ」

このようなことを言っている。

 

特に意味はなかったが私はそいつに話しかけてみた。

まぁ、横でブツブツ言われてるのもいい加減うっとおしく感じていたからかもしれない。

 

話しの内容は忘れてしまったが、最終的にそいつを怒らせてしまった。

怒ったそいつは私に向かって「殺してやる!」「お前を喰ってやる!」と言ってきた。

 

ん?

そいつが言っているのかもしれないが、目の前にいるのは私の妻。

私は妻に「殺してやる!」と言われているではないかぁ~

しかも「食ってやる!」って~

 

妻にはもちろん、過去に「殺してやる」なんて言われたことなかったしぃ~

 

そいつは私をからかうように「殺してやる!」、「食ってやる!」

「こいつ(妻)から離れない」と言い続けた。

 

私も「なんだとぉ~?!」などと応戦してしまったから余計にややこしくなってしまった。

 

ひとしきり文句を言ったあと、そいつは氣を消した。

妻の中に引きこもったようだ。

 

しかしそいつが居なくなったわけではない。

また次の晩も出てくる。

そしてひとしきり文句や恨み節を唱えて帰っていく。

 

数日たったある夜、私は冷静にそいつと話をしてみた。

どこからきたのか?

何モノなのか?

なぜ私を殺そうと考えるのか?

なぜここにるのか?

なぜ帰らないのか?

 

そんなことを聞いてみた。

 

そいつは、

蛇らしいこと

もともと人間が言うところの神様に仕えていたらしいこと

神様から命じられた仕事を失敗したらしいこと

帰ると仕事の失敗により命をとられてしまうこと

どうやら妻のなかにいると心地よいと感じていること

 

そのようなことが分かった。

 

蛇だと言ったそいつの話では神様は厳しいらしい。

 

そしてそいつは仕事を失敗した後、元の場所に戻ることをしないで、逃げ出してきたようだった。

神様には仕事の失敗の報告もしていないことになる。

 

私はそいつに伝えた。

「ん?ちょっとまて!

お前それは人間界で言えば仕事で失敗して帰社しないうえに上司にも報告をしてないということだぞ。

人間界でもそれはやっちゃいかんことだ。

上司がどんなに怖いヤツでも上司からの命令ならば状況を報告しないといけないよ。

それに神様がどれだけ怖いといっても命までは取らないでしょ~?」と。

 

そいつ「お前は何もわかっちゃいない。神様は怖いんだぞ」

 

私「私は神様に怒られたことないし」

 

そいつ「そうなのか?」

 

私「そうだよ」

「それに神様は真剣に手を合わせる者の願いを聞いてくれる存在だと人間界では言われているぞ」

 

そいつ「そうなのか?」

 

「お前、神様に謝罪したことがないのか?

 

そいつ「ない」

 

私「ちゃんとあやまってみな。きっと許してくれるよ」

 

そいつ「本当か?」

 

私「たぶん・・・」

 

そいつ「神様は許してくれるかな?」

 

私「ちゃんと心を込めて謝れば許してくれるよ」

「だって神様だもの」

 

そいつ「・・・謝ってみる」

 

すったもんだあったが、そいつは神様に謝ることを受け入れた。

ただ、ひとりでは行けないと言う(「ひとり」という表現が適切かは微妙だが・・・)

 

次の日、妻も私も仕事が休みだったので一緒に神社へ謝りに行くことになった。

 

つづく