K2シロップ問題から考える、自宅出産・ホメオパシー
先日ニュースになったこの件。K2シロップの代わりに与えた錠剤とは、ホメオパシーのレメディのことと思われます。
亡くなった赤ちゃん、そのご家族の方を思うと、本当に言葉がありません。助産師さんも助産師さんなりに赤ちゃんを思っての行動だったと思うので(その行動自体が正しかったかどうかは別ですが、赤ちゃんが不幸になればよいと思ってやったはずはないでしょう)、心を痛めておられると思います。
K2シロップを飲ませても乳児ビタミンK欠乏性出血症は完全には防げないけれど、飲ませていれば予防できたかもしれない(飲ませるようになってから乳児ビタミンK欠乏性出血症の発症率が減った)、というところが、争点になるのかなと思いますが…。
私も、ホメオパシーを使いながら自宅出産をした一人なので、この件は経過を見守っていきたいと思っています。
新生児へのK2シロップ投与は、1980年頃から推奨されるようになったそうですね。1980年っていうと結構最近…(おっと、私は飲まなかった世代!)。乳児ビタミンK欠乏性出血症は全出生では1/4000の割合、母乳で育てている場合は1/1700の割合で発症するとのことで、そんなに多くはないのかなと思いますが、発症すれば予後不良とのことなので、怖い病気。できる手段は全部使って防ぎたいですよね。
私も妊娠~産後お世話になった(そして今でも時々使っている)ホメオパシー。私としては、これに助けられたなあと思っているのですが、世の中的には賛否両論ありますね(否の方が多いかな)。
いろいろ使ってみた結果としては、否定はしないけど肯定もしきれないというのが本音。用途は、軽い頭痛・胃痛・腹痛・打撲・便秘、等々。レメディを飲むとピタッとおさまるときもあるし、もちろんまったく効かないときも。結果、レメディを飲んだからおさまったのか、自然になおっただけなのか、分からず…。なので、薬を飲む前段階として使っています。頭痛⇒レメディ⇒バファリン、のような。周囲のホメオパシーユーザーと話をすると、私と似たようなスタンスで使っている方が多いようです。
マリエン薬局のサイトの「よくある質問と答え」にも、
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Q:子どもにレメディを使っていますが、医者に行って薬をもらうかどうか悩んでいます。
A:一時的に抗生剤を使って体をラクにしてあげた方が、無理してレメディだけを使い結果として体を衰弱させてしまうよりも、その人の身体や生活などをトータルに見た場合、よいケースもあります。
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とあるように、せっかく世の中には自然療法~西洋医学まで幅広い選択肢があるのだから、状態をよく見て、一つの治療法だけに執着しないで、いろいろな治療法をうまく取り入れていきたいですね。
私の出産時も、基本はホメオパシー・アロマ・お灸での苦痛緩和や陣痛促進をしていましたが、助産師さんが持ってきてくれたお産キット(?)の中には、点滴液、シリンジ&注射針、各種医薬品(レメディではなく、医者から処方されるような薬)が入っていました。そして、代替医療ではどうにもならない場合にはそれらを使うとのことでした(実際私は、胎盤が出た直後の出血がちょっと多かったので注射を打たれました。助産師さんというのは看護師の資格を持っているので、注射などはしても問題ないのです)。
自宅出産で何か問題が起きた時、搬送の時間を考えると、病院で産むよりも大事に至るリスクがあがるのは事実だと思います。が、救急車が来るまでの間、何もしないのではなく、このように西洋医学もできるかぎり使いながら最善を尽くすとのことでした。
話は変わりますが、自宅出産について。
自宅出産って(助産院での出産も)、私は、ちゃんと医師との連携がされている助産師さんに担当してもらって、病院での検診も受けていたのだけど(最後、34週頃に医師による「自宅出産OK」をもらってやっとOK)、そうじゃない助産師さんもいるようです。びっくりしましたが、逆子の場合や、帝王切開した人のお産まで受けてしまう開業助産師さんもいらっしゃるとか…。
助産院・自宅出産の条件って結構細かくあるみたいですね。素人からすると「えっ、そんな場合もNGなの?」という条件もたくさん。助産師さんが私に見せてくれた資料(国などのガイドラインなのか、助産師さん独自の基準なのかは分からないけど)には、NG条件として、35週未満の出産、多胎妊娠、子宮筋腫など子宮の手術をしたことがある、子宮筋腫の大きさや位置、血液型がRhマイナスの場合、前置胎盤、GBS陽性、等々本当にたくさんの条件が書かれていました。
※帝王切開などの手術をした後、普通分娩で産むと、お腹が裂けて大変なことになる場合があるとか…。
※逆子は侮れないです!私自身、逆子なのに普通分娩で生まれたのですが、40時間以上かかり、仮死状態で生まれ、斜頸にもなっちゃいました。
助産院や自宅で出産したい方は、しっかり知識を持って、助産師を選ばないといけないと思います。もちろん、助産師さん側にいろいろな説明をする義務があるとは思うのだけど、その義務が必ずしも果たされるとは限らない以上、産む側が知識を持って臨むことが、自分達の身を守る有効な手段の一つである気がします。
リラックスした環境でお産ができることが自宅出産の魅力だけど、やっぱり、母子の健康が最優先ですから。



