日の丸を背負って技を競うアスリート 

舞台で感動的なシーンを演じる役者 

漫才で笑いをとる芸人 

何万人もの観客を一体にするミュージシャン 

みんな 

文句なしに素敵人。 


料理人がおいしい料理を作っている姿 

人望のある上司が部下をかばっている姿 

母親が赤ちゃんをあやす姿 

それも素敵で魅力的。 


恋愛中の女性 

親身になって子供を教育する教師 

ボランティアに汗を流す若者 

命をかけて救助に向かう消防士 


みんなキラキラ輝いている! 

この人たちには共通している事って 

なんだろう? 



日本一、路上生活者の多い街、大阪市西成区 

ここでは各企業や、施設が定期的に「炊き出し」という ボランティア活動を行っています。

多いときには1000人分のカレーや豚汁が用意され 
そこに長蛇の列が出来ます 。

まともに食事もできない路上生活者や、木賃宿で暮らす仕事のない 日雇い労働者、生活費をお酒に使い切ってしまう生活保護者にとっては ほんとうにありがたいご馳走です。 

もちろん1000人分の食事を作ると言うことは簡単なことでは ありません  

たとえ企業や施設がお金を出しても、人手は足りません そこで借り出されるのは 昔、食堂などで働いた経験のある これも同じ 日雇い労働者や生活保護者。 

もちろん自分たちも最終的には食事にはありつけますが 基本はボランティアです。 

ここでは 面白い現象が起こります 

列に並んでいる人とボランティアで食事を配っている人の間に 日陰と日向のような光の境界線が出来るのです。

いつもは同じような生活をしている人のはずなのに 
食事作りを手伝い 配っている人たちは 
考えられないほどの活き活きとしたオーラを発し 
配られている人と明らかに魅力の差が出来るのです。 


「まだもらっていない人!! ちゃんと並んでよ!」 


「よっしゃ!あんた体大きいから多い目に入れたげる!」 


「ありがとう!」 


「こちらこそ!」 


いつも背中を丸めてコップ酒を飲んでいる姿からは 
想像も出来ないほどの活躍ぶりです。

働いている姿が魅力的なのはもちろんのことなのですが 工事現場で働いているときには無いオーラを発しているそうです。 


現場では彼らはおそらくお金のために 
仕方無しに仕事をやらされているのでしょう・・・・

ちょっとした立場の違いだけなのに・・・ 

人はモノを与えていると言う充実感のもと輝きを発します 。

与えてもらっていると言う気持ちが人を卑屈にし輝きを失います。

仕事でも給料を与えてもらっていると思っている人と 

労働力を与えていて 給料は当たり前の報酬として得ている人の 輝きは歴然としています 

人は明らかに与えることで魅力的に変化するのです 


そう思って 人を見るとすべてが納得できます 

人に感動を、笑いを 夢を与えている人に輝いていない人はいません 

逆に、いくら仕事を一生懸命していても 

給料をもらっているという意識の人はそうではありません 喫茶店のウェイトレスでも時給をもらうために仕事をしている人とお客さんにおいしいコーヒーと癒しを与えている意識を持っている人の魅力の差は出ますし、 営業マンでも自信の無いものを売っている人は たとえ売り上げが 上がっていてもどこかくすんだイメージになってしまっているものです。

もちろん上から目線で 人にお金を与えている人にオーラ出来ることは ありません それは与えているように見えて実は自分の虚栄心を 満足させようとしているからです。

実質的にそういう人は自己満足を与えてもらっているのです。


炊き出しのボランティアをする労働者の人たちは食事を与えている のではなく自分が働くことで同じ立場の人たちに癒しを与えていると言う充実感からいい顔になるのだと思います 


いい格好したくて人におごる人、 

モテたくて、見返りが欲しくてお金を出すオヤジはいやらしいですが 純粋に喜んで欲しいと思ってお金を出す人は魅力的です 


与える意識の高い人は お金をもらうと言う意識は無いはずです サービス 商品を通じて 満足を与えている人は ありがとうございますと代金を受け取りながら 
活き活きとしています。 

与えられる意識の高い人はどうでしょう 
まったくその逆になるはずです。 


素敵人になる第一歩は まずは与える意識を持つことなんだと 

西成の炊き出しから学びました。 


人に夢を、感動を、癒しを、満足を、愛を、まず与えるために生きる そしてそれに見合った報酬を胸を張ってもらう。 

そういう意識は持ちたいものです 

その逆で 

お金を与えてもらうために労働を提供する、 

常に見返りを計算して、人に対して接するという考え方では 素敵になることは難しいかもしれません 


その意識を変えることはそう難しいことではないのです 


しかしながら・・・・ 

やはりお金が無い時、お腹がすいているとき 
人は卑屈になり「与えて欲しい」と思ってしまいがちです。

逆に、お金が無いなら自分の気持ち、持っている才能や知識、 労働力を人に与えて 満足してもらうように心がけなくては いけないんですよね 


そういう僕自身もまだまだ「与える」という意識を持ちきれていない 「与えられる」立場の部分を一杯持った素敵人になりきれない人間です 

意識を変えるように 日々精進しようと思います 




部分的には出来る 

輝ける 

でもそれじゃあ 本当に素敵な人とは言えない 

常に、人に、世の中に 

何かを与えることを先に考える 

そうしながら胸を張って報酬を得て また余裕を持って与えることが出来る 

輝いて 活き活きとした魅力的な 

「素敵人」 

そういう人に私はなりたい