ひさびさの読書感想文です。



ポチポチ文字を打ちながら思い出して.....
ウゥって今もなります。 











寝る前に軽い気持ちで読み始めたら止まらず

どうなるのかヒヤヒヤの危うさ、胸騒ぎを感じながら一気読み。


あのひとも、あんな花を見たのかな。

これから花をみるのかな。

たくさんの愛しい人たちに囲まれていたら良いな。



こんな読書体験をさせてくれてありがとうございます。

と泣きじゃくりながら読み終えました。

すごい本を読んだ....の動揺と

自分の言葉ではうまく表現できないもので胸がいっぱいになって

余韻が長い時間続きました。寝れなかったよ。

本を閉じた時には、お風呂あがり丁寧に塗ったアイクリーム(年齢のことを考えたそれなりのクリーム)がぜーんぶ涙で流れてしまっていたけれど、もうそのまま!◎

余韻のなかで、ずーっと寝返りをごろんごろん......

なんて本なの..と心を打たれた衝撃のまま朝を迎えました。

(寝て!)



ケアマネジャーでもある永井みみさんが書かれた小説。

認知症のおばあちゃんカケイさん自身による

カケイさんの人生のお話です。

介護経験者の方や、真っ最中の方

読んでいただきたいなと思います。



思わぬ読書体験ができて嬉しいです。

これだから読書ってやめられない!






被害者・加害者・傍観者さまざまな視点での声を

詳細に拾っていて、こちらも読み始めたら止められない本。


「生皮」というタイトルの残酷さ・痛みは

過去になることなく読み終えたあともずっと続いていきます。


読んだ人達のいろんな感想を沢山知りたい。

討論会しますか・・・?



「あらかじめ許されることを期待してする謝罪になんの意味があるのでしょうか?」(p153)







「赤ちゃんて焚き火みたいだなと思ったの。そこにあるだけで、その場があかるくあたたかくなって、いつまでもみていられる。すごくいいもの。だけど同時に、危険がないように、火が消えないように気をつけて、目を離さないで世話しつづけないといけない存在でもある」p081



生活していくうえで、ぶつかってしまう現代社会の壁

女性ひとりの生き方について考えさせられる話でした。

濃厚な人間ドラマですが、漢字が多く"ひらいて"あるので私は読みやすかったです。

ひらいてある「気」がしただけの可能性もあります...


赤ちゃんは焚き火、私たちはコークス。

シスターフッド小説を読み終えて

キム・ジナさんの本「私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない」の中にある一節。

「枯れない。しおれない。簡単には折られない。

私は花じゃない。火花だ」を思い出しました。

ガッツある強強[ツヨツヨ]の言葉で好きなキャッチコピーです。


みなさん、ご一緒に。せーのっ


枯れない。しおれない。簡単には折られない。

私は花じゃない。火花だ







「おそらく誰にもあるでしょう、つけられた傷を何度も自分でなぞることでより深く傷つけてしまい、自分ではもうどうにものがれ難い溝をつくってしまうということが、そいしてその溝に針を落としてひきずりだされる一つの音楽を繰り返し聴いては自分のために泣いているということが。」p39


『かか弁』に慣れるまでに私は時間が掛かってしまい

読み始めて一旦閉じる。読んで一旦閉じる....2回ありました。

ちゃんと読みたい!集中して!と気合を入れて3度目の正直。

1番はじめから読み直しました。

読みにくさを越えると、うーちゃんの心情に入り込んでしまい

かか  と うーちゃん と ますみちゃん

3人が私の中で、ぐっちゃぐちゃです。

ほんともう抱えきれんくなったけれど

『かか弁』でなくては成立しない物語でした。

読み終えて かか も うーちゃん も ますみちゃんも

全員抱きしめてあげたくなったよ。セルフハグ。

おまいも抱きしめてあげようかね。

みんなみんなlovemyselfでいきましょう。


不幸、葛藤、嫌悪、痛み、孤独、信仰、絶望

愛されている と 愛している

単語にすると簡単に伝わるかもしれないけれど

これらの単語では済ませられない心情で溢れていました。


「いとしさは抱いたぶんだけ憎らしさに変わるかん、かあいそうに思ってはいけん。」p80



町田康さんの解説を読みながら、自身では辿り着けなかった心緒を伝えるための言葉たちと出会えて心丈夫になりました。小説中での心留まる文章や、うーちゃんへしみじみ思いを馳せる時間を持てて良かったです。



文庫で読んだので、書き下ろしの短編「三十一日」についても。

犬猫、生き物(急に広い括り)と一緒に暮らしたことのある方は

この喪失感を心が覚えているのではないかと思います。



誰も避けては通れないはずの不条理な黒い穴は、普段は日常が覆っている。生活とはその穴に薄い布を丁寧に覆いかぶせる行為だ。p154







あの人たちは私の、

親であり子どもなのだ。



お願いだから、どうにかしてほしい

と思い続けたまま読了。

お願いどうにかしてほしい、と

誰かにでも何かにでもなく、ただ思い続けてしまうのが

生きていくことなのでしょうか...はぁしんどい。

肩にグッと力が入ったまま奥歯を噛み締めて泣きました。

いやもう最後らへんは

胸が掻きむしられる思いで声出して泣いたわよ。


読後、しばらく放心です。

ままならない、、胸が詰まる、、、

え、そんなに苦しそうな本読まないよって思われたら嫌だな...



私の言葉は、もう何も気にしないでください。

忘れてください。





「かか」も「くるまの娘」も

学校の国語の授業のように、黒板に書いてさ

段落ごとに読解をしながら再度読みたい気持ちと

この作品と向き合い続けたら2学期の期末テストの頃には

わたしはもう、とんでもないことになってしまうぞの気持ち。

はて?コヤツ何を言ってるんじゃろうか?とお思いでしょうか。

私もじぶんの気持ちがうまく掴めておりません。


国文学科を専攻した方々や読解好きな方、有志で集まって

1日じっくりレジュメ大会を行いたいですね。

皆さんの発表を啾々と受け止めたい。

私、自分の発表の時には えーんえーん しか言えないかも。yaba




ちょっと男子〜!

帰り道にみんなでスタバに寄るとこまでが

このレジュメ大会なんだからね〜!

(最近、私がスタバに寄りたいブームなだけです。)☕️🦍





クラスTシャツを着た学生たちのイラスト



ヤッ!






















私の読書感想文って

ほとんど いつも 泣いてるくないですか?

嗚咽、慟哭、泣きじゃくる 等々

啾々と泣く私(想像)まで登場しちゃって。



決して私は、泣ける本を探しているわけではなく

泣く本🟰良い本 と思っているわけでもありません。

その点、お見知りおきくださいませ。

本を読み終えた時の自分の姿を正直に書くと大抵が

ただ泣いてしまっている状態というだけです。

ただ泣きたくなるの©︎中山美穂 さんです。

好きだから 好きだけど  です。






ブログに載せていない読了本

まだまだあるので、また本ブログかきまーす!(T_T)


積読本もたんまりあるなぁ (T_T)


漫画も何か読みたいなぁ(T_T)





せっかくの涙ブログ(?)の思い出に

T T (ティーティー)泣きもしてみました。






この絵文字(T_T)と文章は真顔で打っています。









野村麻純