ハマーじゃない。

M.C.ハマーではないです。


日本で35年ぶりの展覧会だそうで。
メアリー・カサット展。

一緒に行こうと約束していた友達と。
マシュマロの香りがする可愛い友達。
マスミはオハナと言ってくれたオハナ

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夢をみてアメリカからフランスへきたのに!女性差別で美術学校へ入学出来なかったため、ルーヴル美術館で名画の模写をして独学でテクニックを得て画家になった、根性と努力の人です。


いっぱい吸収して色々チャレンジした実行力のあるひと。印象派エドガー・ドガにお世話になったひと。生涯独身のひと。


カサットの絵は、日常のふとした瞬間を切り取っていて特別すぎないところにグッときます。
目に焼き付けたい景色って
本当はこういうのだよなぁって。

美化されたものではなく何気なく流れる時間にこそ大切な愛しいものがあるというのを皆それぞれが思っていたとしても、、あの時代に芸術で表現するというのは難しかったんじゃないかな…ましてや女が…生意気なっ!みたいな事でしょう?

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カサットといえば母子像。
当たり前のように毎日繰り返される母と子のふれあいを絵として切り取ってあるあの瞬間は、カサットならではの視点。
母と子の距離感、描かれる仕草、色づかいには、一言では説明できない深いものを感じました。
色々な関係性、意味合いを孕んでるんだろなって。 ←女の感


女性差別、偏見の強い時代で、理不尽な事、辛い悲しい事も多かっただろうにひたすら絵を描き続けて、印象派をアメリカにも広げようと邁進したカサットがいたからこそ、現代の芸術の幅があるのだな、と。

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カサットが影響を受けた歌麿の浮世絵もいくつか展示されていて、そこに描かれている母親の眼差しも優しくて、それを見てまた私まで微笑ましくなって鑑賞中{はわわわー}ってなるたびに「母性にチャックして」って言われた。



円熟期 と 母性チャック
「それな!」の絵画
オムニブス(乗合の乗り物)
これらのワードがMC展での流行語。

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あふれる愛は常だけど
わたし達にはエレガンス…
なんのこっちゃだったかな。
はて  エレガンスとは…



帰りはみなとみらいから
もちろん東横線オムニブスで。


MC展   備忘録   完。

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♪♪♪




野村麻純