先日、行って参りました。
170作品!!たっぷりの見応え!!
場内のアテンド文が、
古風な難しい言い回しではなく
イケイケでポップな表記であることと
国芳は黒フレーム、国貞は茶色フレームの額に入れて展示してあることも観る側への分かりやすさ配慮ではないかと!素敵♡
ボストン美術館さん、保存状態もとても良くて、浮世絵への優しさラブが溢れていて、こりゃ大勢の人が楽しめる浮世絵展ですな!と思いました。
ひとり美術館の時の私は、
目録にメモをとったり、好きだな~っと思った作品に丸をして、後からじっくり調べなおす、知りなおす鑑賞が常なのですが
帰ってきて見返してみたら
「超たのしそう」って
思いっきりチープな感想。
殴り書き。この字の汚さ...
愛嬌たっぷりですね(細~い目)
だけど見返してみたら、雪合戦している姿がほんとに「超たのしそう」で
ストレートな表現間違ってなかったよ麻純(そっと肩に手を置く)と思いました。
私はずっと国芳寄りで
鑑賞中もどちらかと言うと国芳作品の方がユーモアあるし、ネコもいるし、三代目岩井粂三郎の下アゴを容赦なく描くところとか粋よねぇ~と思っていたのですが
ほんっと最後のところで国貞の反撃がありました。お見それいたしました。
「藍摺絵」
ビビッと私の美意識がシビれまして
次の作品へ足が進まなかった。
濃淡の藍1色だけ!
(..だと思っていたけれど、調べたら西洋から輸入した化学顔料「ベロ藍」の濃淡と、少量の紅を混ぜた色らしいです!)
素晴らしかったです。
あーもう好きです。
ピカソ・ウォーホル・デュシャンのホンモノを観たいと思って!
かじるというかペロッと舐めるくらいの知識しかなかったので、ん~「アウラの喪失」えーと「メルツ絵画」...なんのこっちゃ!と思うところもあったけれど、
作品展示の趣旨を一旦忘れて(美術館関係者の皆様ごめんなさい)難しいことを一旦無くして、直感で見ていくと「これ好きっ!」と思う作品にいくつか出会えました。
複製技術がどんどん進化していく中での美術家達の挑戦・アプローチ、どの作品も力強く面白くて、隅々まで溢さず見ようと私の眼球大忙しでした。眼精疲労の良いストレッチ。嬉し楽しい時間をありがとうです。
「知りたい」「知ろう」とするチカラは強力ですね。
展覧会で心が動いた作品(好きだなと思ったアーティストの事だけだけど)メモメモして帰ってきました。
何人か調べて、作品も見返してみましたが、丸をつけていた作品に「あれま、あの時観たのとなんか・・・?」の違和感を感じて〔きっとあの空間までがアートなのね、うん.そうね〕と自分を納得させたり
芸術家の思考を知ることで、変な運命を感じてより興味深くなり、更に時代を追って作品を見てみたり。
美術館を出たあと2~3日間は、
楽しさが持続する野村麻純です。
復習するまでが私の中での芸術鑑賞
野村麻純