ウソミンゴ -3ページ目

ウソミンゴ

今日のフラミンゴちゃん。
全部ウソだけど今日のフラミンゴちゃん。

$ウソミンゴ-雨の日のスリッパ

私はミカン。
小粒で甘くてかわいいタイプよ。
私今、コタツに恋をしているの。
いつかこの箱の中から拾われて、私はあなたの上にそっと乗せられるの。
それから暖かな手で丁寧に皮を剥かれて、私を守っている繊維たちも綺麗に取り除かれて、まだ誰の目にも晒したことのないまっさらな肌をあなたの前に晒すわ。
コタツ、私の姿をよくみていて。
綺麗に皮をむかれた私は小さな悲鳴をあげながらきっといくつかに分けられる。
そうして人間の白くて鋭い歯によってひとつひとつ引き裂かれて食べられるのよ。
噛まれた瞬間、私は歓喜に震えて甘くて少しだけすっぱい汁を漏らしてしまうでしょう。
でもそれはコタツに見られているからなのよ。
まじりあえない私達だけれど、コタツへの慕情に濡れて人間の手を汚しながら私はあなたの為に鳴くのよ。
だからコタツ、わたしがその官能的な時間の中であなたの目の前で果てる様を見ていて。
あなたが私の醜態を見て、少しだけ、ほんの少しでいいから熱をあげてくれたら私は報われるわ。
コタツ、私あなたのこと好きなのよ。
その隠された逞しい足に、そのフカフカの暖かなからだに触りたい。
私のからだをつつんでほしい。
コタツ、私は冷たい廊下に、あなたは暖かな部屋に、離れ離れの私達だけど、いつか生まれ変わったなら同じ温度の生き物になってほしいわ。
私それまでこの暗い段ボール箱の中で、濡れたからだを持て余しながらひっそりと熟して待つわ。
だから待っていてねコタツ。待っていて。


(お母さーん、このミカン腐りそうー)
(えぇー、じゃあ職場持って行って食べちゃいなさい)
(わかったー!ビニール袋ちょうだいっ)
$ウソミンゴ-キラキラ
みんな知ってる?
池袋のジュンク堂の地下一階の一番奥には腐女子の国があるんだよ。
でもそれは言ってみれば分家みたいなもので、本当の腐女子の国はサンシャイン60通りをまっすぐ行って大きな道を越えた向こう側、乙女ロードの地下、まんだらけっていうところにあるんだよ。
こわいねぇこわいねぇ。
そこにはガッツリ腐女子の国が広がっていて、アンパンマンとバイキンマンがヤってる本とかが売ってるんだよ。
ああ恐ろしい!!
って、ここまでは嘘なんだけど、ここからは本当の話ね。
実はそのまんだらけなんだけど奥の方に書棚に隠された扉があって、その中に入ると腐女子と腐男子のエデンがあるらしいんだよ。
なんか薔薇とか百合とかが一年中咲き乱れていて、学園モノの舞台みたいな学園やら寮やらがひしめき合ってて、軍服萌え属性の腐女子のために戦争までやってるっていうんだから驚きだよ。
その中には某有名テーマパークもあって、ミッ○ーマウスとドナ○ドダックが結婚式をあげてたりするらしいよ。
元のテーマパークやら着ぐるみの再現率が半端ないらしいんだ。
腐女子(男子)の国って、相当ディープなオタクにならないと入れないらしいんだけどね、入った人はとりあえず、
「クオリティ高すっ!」
って驚いてちびるらしいよ。失禁した人も居るって噂。
とにかくもうパラレルワールド並の地下世界が広がってて一回入ったが最後萌え死ぬまで恍惚の中で抜けられず極限まで腐るらしいの。
そんなものを地下に秘めているなんて池袋って本当にこわい。
みんなも本当に気をつけてね。
あ、これはオマケの嘘話なんだけど、乙女ロードを無事に通り越してまっすぐ進むと郵便局があって、そこは24時間やってるから急ぎの荷物があるときは便利よ。
ピアス買ったよ。
ウソミンゴ
真っ黒でキラキラでリボンでちょーかわいい。
可愛すぎて付けられないからどうしたらいいのかわかんない…。
だからね、ピアスの使い方色々調べてみたんだけどさ、他にも使い方色々あるんだねー。
知らなかったよ!
なんかね、もともとはピアスってほんとは歯と歯の隙間にさしておくものだったんだって。
それが、食べる時いちいち外さなきゃいけなくて面倒だから耳でよくない?って話になったらしいよ。
でも最初に穴あけたひとってすごいよね。
んでさ、最初にピアス始めた人がナニで穴あけたか気になってまた調べてみたんだけどさ、すごいんだよ!
髪の毛であけたんだって!
なんか昔、からだじゅうの毛が硬い人が居てね、その人から毛をもらってそれで刺してあけてたんだって。いまいちピンとこないけど、ギターの弦の細いやつみたいなかんじかな?
その人の名前がピアスさんっていうらしいよ。
だからなんだねー。私も知らなかった。
ピアスさん、そんなに硬い毛だと人生大変だっただろうね。
多分伸びたら肩とか襟足に刺さるし、恋人に髪を撫でてもらうことも出来ないんだよ。
んでピアスあけるために来る人たちに髪の毛引っこ抜いてわけてあげてさぁ…、自己犠牲の上の献身だね。ピアスさんのお母さんは出産の時にズタズタだろうし、ピアスさんは名前が残るだけの犠牲のもとに産まれて来たんだねぇ。
これからピアス付けるときはピアスさんのことを考えながらつけようかな。
ピアスさんピアスさん、成仏してね、ピアスさん。