おちまさとオフィシャルブログ
11/09/17 「極端」 へのコメント
そもそも経験したこともないような事態に遭遇してるのに示されるのはあいかわらず信用できない東電と政府から発表される数値だけ。具体的な各種のデータや分析が公表されない「臨機」では「応変」のしようもありません。そりゃ規制が解除になって「ハイハイ節電はおわりおわり」とばかりにエアコンの設定温度を一斉に下げたって仕方がない。折しもこの残暑ざんしょ。
情報不足が「極端」を助長しているんです。
情報がなくちゃ、いつ(ピーク時でも大丈夫か)何をどれだけ使っていいのやら見当もつきません。
「臨機応変」の前に全国独占電力会社担当地域ごとにこの夏一体どれだけの電力供給ができたのか、それで目いっぱいなのか、揚水発電や民間発電施設の活用などまだできることはホントになかったのか。
もっともきちんと知っておきたいのはグロスの電力需給量ではなくあくまでピーク時の需給状況がどうだったかってこと。日中のピーク時使用量をいかにそれ以外の時間にシフトできるかが最大のポイントなのにいまだにやみくもに節電節電って言ってるのって経営者の経費削減と「やっぱ原発でしょ」って衣の下から鎧がチラリの東電関係者の作戦でしかないような気がしてならない。
使用者側からすれば計画停電なしに乗り切れたのはどこの企業がどれだけの節電をしたからなのか、サマータイムの効果は、自動車業界の休日の変更はどれだけ効果があったのか、またそれによる損失がどうだったのか。我慢しすぎと我慢足りなすぎの不公平はなかったのか。一生懸命努力した企業や個人をもっと称えてあげる必要はないのか。
使用者の節電行動と節電家電への買い替えによる節電効果の内訳はどのくらいか、グリーンカーテンでのゴーヤの貢献度はどのくらいか、アサガオやへちまではダメだったのか、打ち水やすだれや扇子やうちわや蚊帳など日本の伝統的な猛暑対策はどれだけ健闘したのか、クールビズなんて誰がやっていたのかとか。
日中のピークタイム以外ではむしろ我慢のしすぎだったのではないか、企業の節電による経費削減で浮いた利益は冷房を我慢して汗まみれで働いていた社員にキチンと還元されているのか。
ファイナルファンタジーやドラクエなどビッグタイトルのゲーム発売は春と秋に限定する、夏の甲子園は秋の甲子園にシフトする夏場の揚げ物禁止などは検討しなくていいのか。
節電による経済の収支はどうなっていたのか。そもそもの不景気と円高とデフレと政府の怠慢を何でもかんでも原発事故のせいにしていないかなど。
そういうことをキチンとみのさんや大塚さんや関根麻里ちゃんや小倉さんや羽鳥さんや加藤や恵や安藤優子さんや古舘一郎や膳場さんやZEROやテレビ東京やNHKが伝えてくれなくては判断なんてできないのではないでしょうか。この冬の節電時にはもう少し科学的にCOOLに節電をしたいものです。まあ冬だからほっといてもCOOLはCOOLなんだろうけどね(U^ω^)