小さく投げキッス する時もする時も
こちらにおいでと 呼ぶ時も呼ぶ時も
いつでもいつでも 彼は左きき
あふれる泪を ぬぐうのもぬぐうのも
やさしく小指を つなぐのもつなぐのも
いつでもいつでも 彼は左きき
あなたに合わせて みたいけど
私は右ききすれ違い 意地悪意地悪なの
別れに片手を 振る時も振る時も
横目で時計を 見る時見もる時も
私の彼は左きき
朝丘めぐみのヒット曲の歌詞である。今回はこの歌詞と「左利き」について深く切り込んでいきたい
ドラマやアニメ等で
「犯人は左利きの人物だ!」
と初期段階で特定され、それを手掛かりに登場人物の中で左利きの人物を探し、真犯人が捕まる・・・みたいなパターンがよくある
例えば、容疑者をわざと怒らすと左手で目の前のコップを持って水を相手の顔にぶちまける・・・などといったシーンから、刑事や探偵は
「あ、左でコップを持った! こいつが犯人の可能性濃厚だぞ!」
などと認識する
実はこんなもの何の根拠にもならないのだ!
例えば、この私は文字を書くのは右利きだが、カップは主に左で持つ
スマートフォンも主に左手で使う
バッグを持つのも左手だ
理由は多忙な生活を送っているから
左でスマホいじりながら、右でパソコンのマウス動かしたり
スマホいじりながら、文字を書く
電話で相手と話をしながら、メモをとる
コーヒー飲みながら文字を書いたりマウス操作する
バッグを左で持つのは、右手を出来るだけ空けておくことで、急に暴漢に襲われるような事態になっても右手で殴って容易に反撃ができるようにだ
つまり、一度に複数の事を考え、複数の事を同時に行う日常生活を行っている場合、何をどちらで使うのかは「人による」あるいは「時と場合による」のだ
「私の彼は左利き」の歌詞に当てはめると
①小さく投げキッス する時
左手でバッグ持ってる時は右でする
②こちらにおいでと 呼ぶ時
左手でバッグ持ってる時は右でする
③あふれる泪を ぬぐう
男は女の前で基本的に泣かない。この部分は「女性の涙を男がぬぐってくれるケース」を指しているならば、いつもハンカチを入れているポケットは右側なので俺の場合は右かもしれない。
④やさしく小指を つなぐ
左手で繋ぐ。右手は暴漢に襲われるような際のため空けておく。
また、日本の車道は左側通行のため、歩道では車道に近いほうに男が立ち、女性を左側にして歩くほうが安全であり、それが女性への「やさしさ」だと思う。やさしく小指をつなぐ場合は左になるだろう。
ちなみにやむを得ず「ブス」と並んで歩く時は車道側を歩かせるし、もちろん小指も繋がない
⑤別れに片手を 振る時
右手だ。何故なら左でバッグや買い物などの荷物を持っているだろうから
⑥横目で時計を 見る時
左だ。当たり前だが腕時計は利き腕に無関係に「左腕」仕様だから
※以降、二番の歌詞
⑦背中にいたずら する時
左でブラジャーのホックを外す。右手は既に前のほうを「いたずら」しているだろう
⑧ブラックコーヒー 飲む時
既に触れたが、左だ
⑨短い手紙を 書く時
右だ
⑩誰かに電話を する時
左だ
以上のように、右利きである私でも上記のうち半数以上の5つは左手で行うのです
ビジネスバッグや買い物をせず両手とも手ぶらの場合、7つ~8つは左手で行う事もあるでしょう
また、歌詞の中で「短い手紙を書くとき」とあるが、なぜ「短い」という条件が付いているのか?
私も「長い手紙」は右利きなので当然右で書くが、単純な文字や記号なら左手で書くこともあるだろう
歌詞の中の女性が気にしているのは「短い手紙」の場合であるので、これは右利きの人である可能性が十分に有り得る
このように考えると、この歌詞の中に出てくる男性は
むしろ右利き
の可能性のほうが高いと判断できる
にもかかわらず
私の彼は「左利きだ」 と短絡的な判断をしている女なのである
あなたに合わせて みたいけど
私は右ききすれ違い 意地悪意地悪なの
先ほども触れたが、左手で小指を繋ぐのは「意地悪」ではなく、「優しさ」である。
危険が高い車道側に近いほうを自分が歩く「やさしさ」が理由だ
また、「ブラックコーヒー飲むとき」を考えてみると、喫茶店では席を挟んで向き合って座る事が多いだろう。
彼女が右手でグラスを持ち、彼が左手でグラスを持つ場合、「乾杯」する時はそのまま真っ直ぐ腕を伸ばせばよいのでちょうど良いのである。
これが、両者とも右手または左手で持つ場合の「乾杯」は、交差する形になるため少し斜めにグラスを持っていかなければならず、グラス同士を当てにくいし上半身を少しねじらねばならないので腰への負担もかかる。
従って、両者とも右利きのほうが、むしろ「すれ違い」が発生する事もある
この歌詞の中に出てくる女性はおそらく美人でやせ形、しかし男性経験はほとんどなく、男性と付き合っても長くは続かない。といった女性と推測する
付き合っている男が「どちらの手で何をしているのか」を気にし過ぎであり、とても「神経質」な性格なことが判る。こういった性格は「やせ形」の女性に多い。
そして理論的に物事を考える事ができず「妄想的」、それもかなり「被害妄想的」な発想をしている。
また、自分が右利き、彼は左利きである事に対し異常なほどに「悲観」している。一番では「私は右利きすれ違い」だが、二番では「私は右利き直せない」と自分を責める発想をしている。
仮に彼が本当に左利きで、歌詞のように「コーヒーを左手で飲む」とか、「投げキッスを左手でした」といった事が実際にあったとして、付き合う上でそれが一体何の問題になるのだろうか? どんな障害があるというのだろうか?
また、ちょっとした事で「彼は左利きだ!」と思い込むことから、「仕事が忙しくて今週末は会えない」などとデートを断りでもしたら、「絶対に他に女ができて浮気しているに違いない!」といった妄想を抱いてしまうことも予想できる
歌詞の中の彼女は、恐らく何らかの異常な精神状態にあり、このまま放置すると大きな精神疾患を起こすか、あるいは自殺する可能性も考えられる
彼のほうは、恐らく普段は忙しいビジネスマンであり、自分が車道側に立って歩く理由を恩着せがましく彼女に説明していないことから、とてもさりげない優しさを持っているスマートな男性だろう
そして、彼女の性格にやや難点がある事を知りつつもわざわざ会うのだから、彼女のほうは稀に見るほどの「美人」か、そうでなければ「社長令嬢」などの出世の為に必要な女性・・・といった存在なのだろう。 少々の事は我慢するだろうが、このような異常な発想をする女性と付き合い続けたら
この2人は、その後どのようになったのだろうか
実は「私の彼は左利き」には「3番」が存在しない。レコードの長さもたったの「3分2秒」で終わるのです
しかし、私には見えます
幻の三番の歌詞が見えるのです
あなたに合わせて みたいけど
私は右ききすれ違い
あなたに合わせて みたいけど
私は右きき直せない
彼は左利きなのに・・・
私は右きき・・・
彼が最近会ってくれないのはきっと他に女が出来たから・・・
その女はきっと左利きなのね・・・・
ああ、この右手首が憎らしい・・・・・
切り刻んで死んでしまいたい・・・・
