今日、一週間ぶりに仕事に行った。
一月一日に働いた、同僚のHと看護師のSDは、
今週の労働時間が50時間を超えてしまうため、
今日は休みだった。
というわけで、代わりの派遣看護師のムッシューが来ていたのだけど、
私が8時少し前に事務所に行くと、そのムッシューが電話をかけていた。
看護師用の薬が入ったカートの一つの扉がどうしても開かず、
「これじゃあ仕事にならないから帰る」と恐ろしいことを言っていたのた。
今、この看護師に帰られたら、薬を配る仕事が私たちに回ってくるので、
絶対にそれだけは阻止したかった私は、
すぐに今日休んでいるうちのチームの看護師SDに電話をしたけど、出ず。
まあ、仕事が休みなんだから仕方ないけど、
じゃあ、どうしたらいいのか。
違うセクションの看護師に電話をかけていたムッシューだったけど、
どの番号を入れても開かないので、
「これじゃあどうしようもないね、帰る」とまた脅す。
いやいや、それは私たちが困る。
そう言いながら色々触るも、やっぱり開かない。
でも、帰られるのだけはごめんだ。
そう思った私は、力でこじ開けました。
「ほら、開きました!!」と彼に見せたら、
「でも、今日配る薬のありかも知らないし」
というので、
「ここにいる私になんでも訊いてくださいな」
と、すぐに今日の薬を全部出し、
入居者さんたちの情報が書いてある書類も取り出して渡した。
これでやっと、彼も仕事を始めてくれる気になったので、
私も自分の仕事場である一階に降りることができた。
もちろん、ことの顛末は同僚のAFに話した。
そして、午後の会議の時。
別にこれと言って変わったこともなく、
いつものように雑談タイムになってしまったが、
この派遣看護師のムッシューの話が面白くて、みんなで大笑いしてしまった。
その話というのは、要は、
派遣でいろんな施設で働いている彼が、いつもひどい状況に陥るたび、
「今すぐ〇〇しないと、僕は帰る」という殺し文句のおかげで、
上司を言う通りに動かすことができた、と言う話だった。
そう、今朝の状況みたいな場面では、彼はいつも
「どうにかしないと僕は帰る」と言っているらしい。
でも、恐ろしいのは、どうにもならない時は本当に帰ってしまうと言うことだ。
朝イチで帰ってしまうと、給料はもちろんもらえないが、
そんなことは別にどうでもいいらしい。
なんせ、看護師の仕事なんていっぱいあるし。
にしても、朝イチでそう言われたら、こっちだってビビる。
仕事も、一応ちゃんとやってた様だけど、
朝イチでコードがわからなかった時に、上司に脅しの電話をかけたせいか、
なぜか、午前中だけ、別チームで契約看護師をしているNBが来ていたし。
厄介そうな看護師だから、様子を見に行って欲しい、とでも言われたのだろう。
にしたって、カートの扉が開かないくらいで帰るなんてひどい。
そんなもの、こじ開ければ済む話なのだ。
なんにしても、これ以上私たちの仕事を増やされるのだけは御免だ。
さて、明日と明後日仕事に行ったら、その後は二日間の休み。
あと二日。
頑張ろう。