今日は朝から天気も悪かったけど、
旦那の甥家族が、遠方から義母の家にやってくるので、
旦那が今日の午後、義母の家に行く事になっていた。
その甥の子供の3歳の誕生日も近いし、
去年は、外出禁止で何もあげられなかった事もあり、
何かプレゼントを買おうと、今朝、旦那とちょっと遠くの大きなスーパーまで足を伸ばした。
普通のお店は軒並み閉まっているので
ちょっとしたプレゼントを買うのも一苦労だ。
もうすぐ夏だし、何か半袖の洋服でも、と思っていたけど、
危惧した通り、洋服売り場にはテープが貼られ、買えないようになっていた。
「こんな事があっていいのか」と怒る旦那をなだめ、
今度はおもちゃ売り場に行くも、やっぱりテープが貼ってあった。
仕方なく、その隣の本売り場で幼児用の本を物色。
パズル的な物を見つけたので、それを2冊選び、
他の買い物をしようと回っていたら、
テープを貼られていない、0歳から3歳までの洋服売り場を発見。
なので、可愛い半袖Tシャツも2枚買った。
旦那は「このキャップの方が面白い」と言い張ったけど、
帽子なんて、絶対に一つか二つは貰ったりするので
そんなに貰っても困るし、
普段着のTシャツの方が、母としては絶対に嬉しいと思い却下。
幼児の誕生日プレゼントは、母親が喜ぶ物に限る、は私の持論だ。
もう少し大きくなったら、年齢に応じておもちゃをあげたりするけど。
とまあ、プレゼントのために大型スーパーまで足を伸ばしたのだけど、
もちろん買い物もした。
夕食を何にするか全く考えてなかったけど、
魚売り場で、サバの切り身を見つけたので
それで味噌煮を作る事にした。
そしてさっき。
早速作ろうと思ったら、なんとショウガが切れていた。
外は結構な雨が降っていたけど、ショウガが無いと味噌煮はできないので、
仕方なく、うちのすぐ側のアジア食材店まで走って行った。
せっかく行ったので、ついでにお米も買う事にした。
10キロの袋を抱えてレジに並び、やっと私の番になった時、
入り口から仏人男性が勢い良く入って来た。
そして、レジのおばちゃんを見るなり、
「盗られた傘の事だけど」と話し始めた。
レジのおばちゃんは、私のショウガを量りながらそのおっちゃんの話を理解しようとしていた。
そしたらなんと、そのおっちゃん、
「さっきうちの嫁が買い物に来て、傘をここに置くように強制されて
嫌だったけど仕方なく傘を置いて店に入っている隙に
アンタが友達に電話して、傘をドロボウさせたんだ」と言った。
耳を疑いました。
なんて事を言うんだろうと。
そんなコト、ありますかね。
しかも、そのレジの後ろにいたアジア系の女性を指差して
「アンタがその友達で、傘を盗ったんだろう」と言った。
言われたおばちゃんは、本当に驚いていて
「何を言ってるの。なんでそんな事を言われなくちゃならないの」と憤慨。
「あの傘は60ユーロもしたんだ。入り口には置きたくないと言ったのに
アンタが強制したんだ」
と、レジのおばちゃんにまくしたてるおっちゃんのせいで、私の会計が進まないったら。
しかし、レジのおばちゃんも黙ってはいなかった。
「それを言ったのは私じゃない」と全否定。
「でも店の誰かが強制したせいで、60ユーロもした傘が盗まれたんだ」
と譲らないおっちゃん。
そんな事を言われつつも、レジのおばちゃんは私の会計を済ませてくれたので、
私はそのまま店を出ました。
家に帰って来て、もしあのまま私がいたら、
私まで「アンタが盗ったんだろう」なんて言われてたのかな、と思った。
なぜなら、レジのおばちゃんも、後ろにいたおばちゃんもアジア系だったので、
日本人の私も仲間だと思われる可能性を考えたのだ。
人種が違うと、やっぱり差別ってされるんだな。
だって、私の後ろに並んでいた西洋人の人達には
おっちゃんは何も言わなかったので。
アジア食材店なので、働いている人達はみんなアジア系だけど、
だからと言ってあんな言い方される筋合いは無い。
私自身が言われた訳ではなかったけど、
聞いていて気持ちのいい物ではなかった。
すぐに店を出た私は、その後どうなったのかはわからないけど、
きっと傘はみつからないまま、おっちゃんは怒って帰って行ったのだと思う。
だって、盗んだ誰かがいたのだとしても、
お店の誰かが盗むなんて事、あり得ないと思うし。
ずっとそこで商売をしている人が、進んでそんな面倒な事件を起こすなんて考えにくいし。
なんにしても、他人にあんな言いがかりを付ける人がいる事が驚きだった。
もちろん、もし私が傘を盗まれた被害者だったら、
私だって文句の一つも言うかもしれないけど。
・・・60ユーロの傘か。
盗まれたら、やっぱりショックだろうな。
でも幸い、うちにはそんな高価な傘はない。
私が今使っている傘は、
30数年前に日本で買った折りたたみの傘だ。
水色の生地には、傘の骨の鉄の色が染み込んで
とても古びてしまっているけど、
30年も使えている事が素晴らしいと思う。
それに、もうずっと使っているので、今更盗まれてもそんなにショックではないかな。
でも、考えてみると、私の傘の方が60ユーロの傘よりもよっぽど丈夫な気がする。
30年以上使えてるし。
これは、やっぱり、これからも大事に使わなくては。
きっとこの先、こんな丈夫な傘には出会えないだろうから。