フランスに住むフランス人じゃない人たち | 思えば遠くへ来た私

思えば遠くへ来た私

Parce que j'aime vivre ici même s'il y a des problemes tous ies jours..

つい最近、私が働いている介護施設で一悶着あって、

 

フランスで働くのは大変だなあ、と実感した。

 

でも、日本でもきっと色々あるので、

 

フランスだから、と言う事ではないのだと思う。

 

ところで、このゴタゴタが収まって、私も心の平穏を取り戻したのだけど、

 

ただ一つ、引っかかる事がある。

 

ここにも書いたが、あの、一ヶ月ちょっと一緒に働いた看護師Yの事だ。

 

彼女は、アラブ人だ。

 

こうしてアラブ人と書くと、何か特別の事のような感じになってしまうが、

 

実は、フランスにはアラブ人がいっぱいいる。

 

フランスで生まれたらフランス人なので、

 

両親はアラブ人だけどフランス人、と言う人もかなりいる。

 

例えば、うちの娘の友人の3分の2はアラブ系だ。

 

娘の大親友の両親はレバノン人だし。

 

うちの娘だって、私が日本人なので、生粋のフランス人と言う訳でもない。

 

というか、うちの旦那の両親は元イタリア人だし。

 

そう、フランスは人種のるつぼなのですね。

 

その中でも、南仏であるニースでは、アラブ系は大半を占めているように思われる。

 

別に、こうしてあらためて書いているのは、

 

アラブ人の悪口を書くためではない。

 

ただ、私の職場にもかなりのアラブ人がいて、

 

「そう言う人には気をつけた方が良い」とうちの旦那が言うので。

 

どう言う意味なのかと訊くと、

 

アラブ人同士は彼らの絆で繋がっているので、

 

うかつに悪口を言わない方が良い、と言う訳だ。

 

そう言われていたのに、私はYにあのおばはんの悪口を言っていた。

 

というか、ただの真実を言っていただけなのだけど。

 

でも、私に取って同僚は同僚で、

 

アラブ人とかイタリア人とかスペイン人とか

 

あまり考えずにいたのでした。

 

が、Yがあまりにもおばはんをかばうので、なぜだろう?と考えたとき、

 

ああ、Yもおばはんもアラブ系だ、と思い至った。

 

でも、だからと言ってアラブ人皆が結託している訳でもない。

 

おばはんを嫌っていた同僚のBもアラブ人だし。

 

一度、契約社員の誰かに

 

「日本とフランスの違いは何か」と訊かれ

 

「フランスでは、他人の事は全く気にしないけど、

 

 日本では、他人の目を気にしすぎる」とか

 

「日本人は、大勢集まると面倒くさい」とか言ったら

 

「私たちもそうだ」とそのアラブ系の契約社員のおばちゃんが言った。

 

そう言われて、アラブ人と日本人って、もしかしたら気質が似てるのかな、と思ったりした。

 

契約社員としてよくやって来る人の3分の一は黒人だ。

 

でも、黒人と言っても国は違うようで。

 

その中にもアラブ系がいたり。

 

はっきり言って、誰がどこの国の人なのか全くわからない。

 

まあ、フランスで生まれたらもうフランス人なので

 

あまり気にする事も無いのかもしれないが。

 

私には、最初はフランス人もアラブ人もイタリア人も

 

全く違いはわからなかったけど、

 

フランスで暮らして行くうちに、なんとなく違いはわかるようになって来た。

 

例えば名前。

 

フランス人には、フランス人特有の名前があり、

 

アラブ系の人達には、彼ら特有の名前がある。

 

まあ、普通にフランス人の名前をつけているアラブ系もいるけど。

 

フランス人とアラブ人のカップルだと、

 

フランス人の名前をつけてたり。

 

例えば、セクションAにいる介護士で、生粋のフランス人は、

 

別チームのリーダーのAと、その同僚のLだけだ。

 

Nは黒人だし、私のチームのBとJはアラブ系、

 

半年契約のMは黒人だ。

 

でも、JとMとはとても良い関係を築けているし

 

Bは・・・まあ、私が彼女の“隠れ癖”さえ気にしなければ

 

多分これからもやって行けると思う。

 

というか、最近は、私も結構彼女に言えるようになって来た。

 

この間、私が別チームで働いた時に、Aに

 

上の階の利用者さんの体重を量るように言われた。

 

下の階はAのチームがやったので、

 

上の階は私たちに任せる、と言う事だった。

 

そして、鉄製の平たい体重計を、Aが上の階までもって上がってくれた。

 

その事を次の日にBに言ったのだけど、

 

B、全くその素振りを見せず。

 

その時は、Jはまだコロナのせいで休んでいたし、

 

Mは看護師長のSに別セクションに行け、と言われていたので、

 

やるのは私とBしかいなかった。

 

なのに、全くやろうとしないB。

 

一応、二日間あったので、一日目に私が半数の利用者さんの体重を量った。

 

上の階の人達は、みんな車椅子利用者なので、

 

まず、車椅子だけの重さを量り、

 

そのあと、利用者さんが乗っている状態で量って、引き算をしたら終わり。

 

次の日に、さすがに今日はBがやるだろう、と思っていたけど

 

やっぱりまるでやろうとしないB。

 

でも、どうしても強く言えない私は、結局皆の体重を量ったのでした。

 

が、なんかモヤモヤしてしまい、

 

夕方、Bに会った時に、

 

「皆の体重は量ったから、体重計を下に戻すのはアンタにまかせた」

 

と言ってみた。

 

その後、早番だった私は7時前に帰ってしまったので、

 

Bがちゃんと体重計を戻したのかは謎だ。

 

明日行ったらわかると思う。

 

というか、もし戻ってなかったら、別チームのAが戻してしまっている事だろう。

 

とまあ、こんな風に、自分のリストに書かれた事しかやらないB。

 

これからも色々目をつぶりながら、そしてたまに文句も言いながら

 

一緒に働いて行く事だろう。

 

やっぱり嫌いだけど。

 

でも、これは、彼女がアラブ系だからではない。

 

彼女の働く姿勢が嫌いなのだ。

 

ちなみに看護師長はスペイン系。

 

私の職場でさえ、こんなにフランス人ではない人達がいる。

 

とまあ、ここまで書いて、自分が何を書きたかったのか考えてみた。

 

要するに、私は自分が外人だとは全く思っていない。

 

言葉はやっぱり不自由なのだけど。

 

こんな風に、色んな国の人達と混ざって仕事をしているので、

 

自分が日本人だと言う事はあまり考えてない、

 

と言う事が、結局書きたかったのだと思う。

 

 

 

 

 

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