イギリス人は「建前」がお得意/緑 ゆうこ

イギリスには1年間住んでいたので、イギリスに関して書かれているエッセイはよく読みます。

生命倫理、福祉、労働、家族の形、同性愛、移民問題、安楽死など、やはりイギリスは日本よりもこれらの問題に関して、寛容で柔軟な対応をしている国家なのではないでしょうか。

著者やcheの祖父母の時代の人には、イギリス=大英帝国、アフタヌーンティ、階級制度のようなステレオタイプが根強く残っているかもしれませんが、おそらくcheのような20代前半の世代や若い世代の人はイギリスに対して全く異なる感覚を持っているのではないでしょうか。

失業者だらけ、不満があったらすぐにデモとスト、食事はアメリカ生まれのマックやKFC、紅茶ではなくてスタバのコーヒーなど、実際の英国社会は伝統的なイギリス生活とはかけ離れたものになっています。(ロンドンなどの大都市に行けばまた変わるのかもしれませんが)。

イギリスに留学をする若者も、イギリス社会や文化に対するあこがれよりも、アメリカより安いから、ヨーロッパに近いし旅行に行けるから、とりあえず英語圏だから…という理由が多そうです。