世にも恐ろしい“げんこつ山のたぬきさん”

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“ FLAG ” 塾長　YORIKO　です。

YORIKO

何気なく歌っていた “げんこつ山のたぬきさん” がこんなにも辛い、恐ろしい歌だったなんて・・・
初めての子育てで、心身共に追い詰められていました。
そんな時、子育てのちょっと先輩ママの言葉に救われました。

おなかの中にいた頃から、元気に動き回っていた息子

。
おなかの中は窮屈だったんだろうな～。
生まれてきたら、もう大変

寝ない、飲まない、泣き叫ぶ
の３拍子でした

。

初めての育児で手際も悪かったのですが、なかなかリズムがつかめない

。
●おっぱいをちょっぴりしか飲んでくれない

(一生懸命私の食べ物も考えたり、桶谷式マッサージに通ったりしてもダメでした)
●眠ってくれない

寝てくれた～と思っても、ベビーベッドにそーっと寝かせると、ぎゃー！！と泣き出す

。
●抱っこしていないと、ずーっと泣き叫んでいる

。

なので、おっぱいを飲ませて寝ている間に、家事を・・・ﾅﾝﾃ夢のまた夢

息子の泣き声をＢＧＭに「ごねんね

」と言って、手抜きの家事をこなす。
夜もこれまた寝てくれない

。
睡眠不足で、ヘロヘロになっていました。

息子を抱いて、“げんこつ山のたぬきさん”をよく歌っていました。
「げんこつ山の～たぬきさん～

　おっぱい飲んで～ネンネして～

　抱っこしておんぶしてまた明日～

」
毎日毎日歌っていた時、私気づいてしまいました

！！
「抱っこして、おんぶしてまた明日」
明日も、明後日も次の日も次の日もずーっと

ええ～！！これ毎日続くっていう歌だったの

？
こんな恐ろしい歌だったなんて

。

おっぱいを少ししか飲んでくれないから、体重もあまり増えない。
あの平均曲線の下の線スレスレ

。
健診の日が恐怖でした。

ある日、出産祝いに来てくれた友だちに言われた一言。
この友だちは、年下ですが1年前に初めて出産したちょっぴり先輩ママでした。
「リズムができるまで、まずは３か月の辛抱だよ。そのあとは3年。」

この言葉に本当に救われました。
私は初めての子育てに戸惑い、睡眠不足etc.で、考えが狭くなっていたんですね。
この「おっぱい飲んで、ネンネして、抱っこしてオンブして」の生活が、果てしなくずーっと続くような感覚になっていたんです。
まずは3か月

　まずは３か月の辛抱、ずーっとじゃない

(息子の場合、その後夜泣きがひどくて幼稚園に行く頃までちょっと長引きましたが)

あまりにヘロヘロな私を気遣って、別の部屋で寝ていた夫も夜中に起きて、ＴＶの前で放映の終わった砂嵐の音を息子に聞かせてくれました。
あのザーという砂嵐の音と、我が家にあったスヌーピーの時計のメロディを聞かせると、大人しくなることがあったのです。

それからのちに何年かして、お客様のお子さんを2時間ほど預かったことがあるのですが、本当に大人しくてビックリしたことがあります。

今は“ワンオペ育児”なる言葉もありますが、本当に一人で育児をするのは大変だと思います。
なんでも一人でやってきた私でしたが、自分の限界を思い知らされ、育児を通して“助けられる経験”を沢山させてもらいました。
今大変な思いをしているお母さん、一人で頑張らず、ぜひ助けてくれる人を探してください。
お子さんはもちろん、お母さん自身も大切な存在なのですから。