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気づいて、選んで、進みだす
もっと自由に、自分らしく“生き生きと”生きていくあなたのための
“ FLAG ” 塾長 YORIKO です。
小さい頃、自分は大切にされていると感じていましたか?
「人にやさしくしなさい」とか、「思いやりを持った人に」とか・・・。
自分自身が大切にされていないと感じているのに、どうして他の人にばっかり優しくしなくちゃいけないんでしょう。
皆さんは子どもの頃、大人からいろいろ理不尽なことをされ、もやもやした思いをもったことはありませんか?
私はいつも「大人ってどうして?」と疑問が一杯の子どもでした。
たとえば、不注意にコップを割ってしまったとします。
私は多動・不注意のカタマリのような子どもだったので、よくコップや皿を割って、メチャメチャ怒られました。
その時いつも 「なにやってるの!!!あんたって子は本当にがさつなんだから!!早く片付けなさい」
と私は散々なじられ怒られていました(割ってしまったガラスを片付けるのはもちろん私一人)。
しかし、母がうっかり割ってしまった時は「あら、やっちゃった(笑)。」でおわらせてしまうのに。
私は私が働いて買ったものではないから、親のものを私が壊したら怒られるのだと理解していました。
でも、ある夏休みにいつものように一人で田舎の祖父母の家に預けられていた時、私は家の中ででんぐり返りをして遊んでいました。
調子に乗って遊んでいた時、 ガッシャ~ン
4枚揃いのガラス戸を勢いよく足で、割ってしまったのです。
このガラス戸は祖父の自慢の装飾をほどこした高価な物だったので、近くにいた伯父や伯母は一瞬凍りついたように見えました。
私は「おじいちゃんに怒られる」と身構えていたのですが、
音を聞きつけ祖父が飛んできて
「Yoriko!!大丈夫か?! どこも怪我してないか?」
とオロオロしながら、私の体のことだけを気遣ってくれました。
祖父: 「形あるものはいつか壊れる時もあるんだ。Yorikoに怪我がなくて良かった。これからは気をつけような。」
私: 「おじいちゃん、ごめんなさい。」 心の底から祖父に謝りました。
祖父は世界中でただ1人、私のことを「Yorikoは偉いな~。Yorikoはすごいな~。」と何をしても褒めてくれる人でしたが、これだけの大事をしでかしては絶対に怒られると思っていたので、これは初めての経験でした。
私の子どもの頃の数少ない 私が誰かに大切にされている と感じた経験でした。
祖父は私が小4の時に亡くなりましたが、その後もズーッと祖父は私の心の支えでした。
本来、一番近くにいる両親に大切にされているといつも感じているのが望ましいのですが、私の両親のように愛を伝えるのが下手な場合、他の誰かに大切にされたという経験はとても大事だと思います。
私の場合には祖父の存在がとても大きかったですね。
そんなことを思い出した文化の日でした。
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YORIKO