89000km超えたので
いい加減タイミングベルトの交換です。
2年ぶりの整備ブログです。
車に全く関わらない人にも
分かるように少しずつ説明文を
入れていきます。
エンジン側面で回転してるこのベルトは
エアコンを動かすポンプや冷却水のポンプ、
バッテリーの発電機(オルタネーター)
を回しています。
このベルトが切れると
エアコンは動かず、エンジンの冷却不能、
バッテリーが弱れば、発電が出来ず
始動不能に陥ります。
だいぶ見晴らしが良くなりました。

早速外していきます。
因みに滅多に外しませんが、
クランクプーリーは
中々緩まないボルトのひとつです。
例えば270Nm(27.6kgf)なら1mの棒に
27.6kg以上かければ楽に緩む事になります。
では今回のように、作業スペースが取れず、
棒が50cmならどうでしょうか。
力(N)×ボルトのまでの距離(m)で
トルクが出せます。
50(cm)=0.5(m)なので、
?(Nm)×0.5 (m)=270(Nm) ×1(m)
?=270(Nm)/0.5(m)
?=540(Nm)
540 (Nm)/9.8= 55.10 (kgf)
→十数ミリの太さの工具に2倍近い力、
55.10kg以上の力が必要になります。
これが苦戦する理由です。
クランクプーリーは内部の
コンロッドやピストンに繋がっていて
ベルトを使って、エアコン、冷却水、発電機に
伝えている事で我々は快適に乗れる訳です。
割れが酷くなると、ブロック飛び(歯飛び)が
起こります。それでも合成繊維が入っている
ので、中々切れませんが、歯飛び前に交換を
おすすめします。
ベルト代:2790円 頼んで6000円〜1万円
かかるのを考えるとかなり安い必要経費です。
寒くなってきましたので
体調不良にご用心…









