私のブログをご覧いただき、ありがとうございますおねがい


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今回、最後のご挨拶をさせていただこうと思います。



今まで、私の拙いブログをご覧いただき、本当にありがとうございましたおねがい


38歳から4年以上、がっつり不妊治療をして顕微授精で採卵17回、移植14回を経て、ようやく現在、妊娠して安定期を迎え、妊娠6ヶ月に入っていますキラキラ


本当に本当にこの数年間は辛かったです。


もちろん、辛いことばかりではなかったけれど、でもやっぱりそれはきれいごとで、トータル私にはとても苦しい期間でした。

毎回、治療にあたり、これでよかったのか?と迷ったり後悔したり、ああしてればよかったのか?とタラレバを挙げればキリがない。


でもやっぱり素人だから、どんだけ調べても正解なんてわからなくて。


治療が前に進まない間も時間は止まってくれないので、どんどん歳はとるし、治療費はかかるし。

気持ちだけが焦る。


結婚してから、子どもをもつことは自然な流れだと思って疑わなかったから、ここまでの日々は、前に進みたいのに進めない宙ぶらりん感とか。

本当は仲良しの主人とこうして何気ない日常を送れているだけでも充分幸せなはずなのにね。



最後に皆さまにお伝えしたいことは、結構治療を受けるクリニックって重要だな、ってこと。


先にお伝えしますが、前院を悪く言うつもりはありません。

ただ、クリニックとの相性って本当に重要だなって今となってはめちゃくちゃ思います。



前院は不妊治療ではとても有名で人気なクリニックで、実際周りでも前院で治療して子どもを授かった人も見ていたので、私もここなら、と信じて3年以上は通っていました。

クリニックの規模も大きく、検査や治療の内容の選択肢もとても多く、先生やスタッフの方も皆さん、とてもよい方が多かったと思います。

これだけ人気なくらいだから実績も申し分なかったのだと思います。


でもこちらで10回以上、採卵と移植を繰り返しても全く結果が出ない。


クリニックの方からは年齢もあるし、私の受精状況的にも胚盤胞ができにくいんでしょう、と早々にレッテルを貼られ、私自身も初めての高度不妊治療ということもあり、それを真に受けて、それ前提であれこれオプションをつけまくって治療していました。


でも段々と疑問が生じてきたんです。


毎回、あれこれオプションつけて、検査しまくって、でも顕微授精の授精結果は毎回イマイチで、いくら胚盤胞になりにくいとはいえなんかなぁ。。。仕方ないとはいえ妊娠の可能性がさらに低い初期胚移植も散々やったけれど、受精率も悪いからか、初期胚自体の移植さえキャンセルになることも出てきたり、、、


そこで初めて、もしかしてここのクリニックの授精、培養技術って私には合っていないんじゃないか?と感じるように。。。


ようはどんだけ実績があったり有名だったり、規模が大きいクリニックであっても必ずしも自分の卵との相性が合うわけではないのでは?と。


ここで初めて、信じて疑わなかったクリニックからの転院というものが頭をよぎるように。

でもかといって今さらこの年齢でどこへ転院するのか。

それでなくとも当時通っていた前院は、私が住む地域ではベスト3に入るんちゃうかな、というくらい実績ある有名なクリニックなので、ここ以上のクリニックなんてなさそうだし、じゃあ治療のクオリティ的に転院する意味ないんじゃ?とかモヤモヤ。



そんな時、とあるSNSで私と同じような治療状況の方の投稿を見つけました。


その方も同じ前院に通われていたり、年齢も近く、採卵回数や移植等、治療内容も近い方だったんですが、同じように行き詰まって転院されていたんです。

そしてなんとその転院先がその方にとても合っていたみたいで、無事に治療が上手くいかれて、、、

というのを拝見して、私もそのクリニック(最終、私も陽性判定をいただき卒業することができたクリニック)の存在が気になり、勇気をだして転院することにビックリマーク


転院先のクリニックは患者さんの人数も、先生やスタッフの人数も規模も、前院に比べるとコンパクトです。

何もわかっていない時は、大丈夫なのかな、なんて思っていたのですが、今となってはそれすらも理由があったんだな、と思います。


ようは今のクリニックの規模で治療のクオリティを下げず、儲けに走りすぎずに治療を行えるよう、新規の患者さんを無闇に増やさない(患者を増やせば増やすほど、クリニックは儲かると思いますが、患者さんの負担、たとえば待ち時間が長くなる、治療の質の低下等、負担が増えますよね)という理由があったんじゃないかな、と思い当たるのです。


でも先生はじめ、培養士の方々、スタッフの皆さまの知識や経験、実績は充分に素晴らしいものがあるというのは実際に通いだしてすぐに実感しましたし、何よりできるだけ自然な形で、自分の出すホルモンの力を大切にしてくれて身体に負担の少ない治療ができるというのも私には合っていたようですおねがい


そして今までのブログに書いてきたように、授精、培養の技術も私には合っていたようで素晴らしく、転院後初めての採卵で5つも胚盤胞ができたりしましたキラキラキラキラ


前院で胚盤胞になりにくいとレッテルを貼られていた私がです。


他の方のブログを拝見していると、私と同じように「胚盤胞になりにくい」と言われている方や採れてる卵の数の割に受精率がものすごくよくない方(私も前院ではそうでした悲しい)をお見受けします。


もちろんどうしても人の身体のことなので、コンディション的に本当にそういう時もあるだろうけど、全てがそうではないと思うのです。


そのクリニックの授精、培養技術との相性とかによる要素も関係していると思うのです。

(クリニック側の人間がまさか授精、凍結結果がよくないことを「うちの授精、培養技術があまりよくないからですね」と認めることはありませんからね笑い泣き


だからたまにそうならいいけど、あまりにそんな状況が続くなら、クリニックとの相性に疑いを持ってみてもいいと思います。



結果的に私は転院先で7つの胚盤胞ができ、そのうち3つが正常胚でうち1つが着床し、現在に至っています。


大袈裟ではなく、転院していなかったらおそらく今も妊娠できていなかったと思います。


本当にあの時、勇気を出して転院してよかった。

今のクリニックで治療できてよかった。

心からそう思います。



ですので、今もし治療に行き詰まっている方がおられたら、もちろんその原因にもよるかもしれませんが、もっとご自分に合うクリニックを探してみるというのも1つの大きな手段だと思います。


有名だから、とか実績があるから、そのクリニックが自分に本当に合ってるとは限らないです。


別に私が通っていたわけでもないし、加藤レディースクリニックの回し者ではありませんが、それでもようやく加藤レディースクリニックが日本で一番実績がある理由がわかった気がします。


できるだけ負担の少ない自然な治療を、と採れる卵の数も少ないのになぜそれでもあれだけ実績を出せるのか。


やはり身体にできるだけ負担の少ない治療と、自前のホルモンをきちんと読み解き、適切なタイミングを見極める先生方の治療経験と、レベルの高い授精、培養技術があれば、無理にたくさん卵を採らなくても、きちんと着床、妊娠にいたる卵を授けてくれるのだということ。


もちろん、合う合わないがあるから、全ての人に当てはまるわけではないのですが、それでも色々なクリニックを視野に入れてみることはとても大切だと実感しました。


私はKLC系列である今のクリニックに出会えて本当によかったです。

心から感謝しています。


授かったこの子を、もちろんまだ無事に出産できるまで油断することなく、驕ることなく、大切に育んでいきたいと思います。



どうか治療されている皆さまが、納得いく治療を受けられるようお祈りいたしますキラキラキラキラ