青森県黒石市に鎮座する法眼寺で参拝して来ました。
法眼寺は津軽三十三観音霊場第26番札所で、本尊は十一面観音のお寺です。
時期 〈江戸時代後期 明和3年 (1766) 〉黄檗宗の寺院であり、延宝7年(1679)に南宗元頓が温湯村に開基したものと伝えられている。
現在の本堂は、明治3年(1766)正月の大地震で破壊された後に、仮本堂として再建されたものである。そのため、円柱が1本も用いられず、虹梁も内陣の回りにのみ架けられているとする説もあるが、むしろ、方丈型本堂の古い形式が残されているものとみることができる。
簡素な造りながら、豪壮な構えの本堂であり、細部の様式などは年代の特徴をよく表しているものである。境内には、県重宝指定の鐘楼堂や寛保元年(1741)の山門、正徳3年(1713)の開山堂などの市指定文化財があり、近世の遺構がよくそろって残されている。
現在の本堂は、明治3年(1766)正月の大地震で破壊された後に、仮本堂として再建されたものである。そのため、円柱が1本も用いられず、虹梁も内陣の回りにのみ架けられているとする説もあるが、むしろ、方丈型本堂の古い形式が残されているものとみることができる。
簡素な造りながら、豪壮な構えの本堂であり、細部の様式などは年代の特徴をよく表しているものである。境内には、県重宝指定の鐘楼堂や寛保元年(1741)の山門、正徳3年(1713)の開山堂などの市指定文化財があり、近世の遺構がよくそろって残されている。
山 門
寛保元年(1741)に建てられたもので軒唐門、茅葺、一間一戸、四脚門、細部の彫刻など当時の建築技術や意匠が示すものとして平成4年(1992)に黒石市指定有形文化財に指定されています。
本 堂
平成5年(1993)に青森県重宝に指定されています。
扁 額
扁 額
鐘楼堂
鐘楼堂は延享3年(1746)に建てられた一風変わった唐風造りの建物で、木造2階建て、寄棟、茅葺、桁行1間(4.5m)、梁間1間(4.5m)、高さ7.2m、上層には梵鐘(享保年間:1716~1736年鋳造)が取り付けられ高欄を回し、1階にも銅板葺きの下屋庇のような屋根が設えています。
昭和53年(1978)に青森県重宝に指定されました。
御朱印
法眼寺
鎮座地 黒石市山形町82
宗 派 黄檗宗
本 尊 大日如来
札所本尊 十一面観音菩薩
創 建 延宝8年(1680)