青森県西津軽郡に鎮座する「北浮田弘誓閣 高倉神社」で参拝して来ました。
北浮田弘誓閣 高倉神社は、こじんまりとした集落の小高い丘に鎮座していて津軽三十三観音霊場第7札所になっています。
北浮田高倉神社(弘誓閣)は青森県西津軽郡鰺ヶ沢町北浮田町今須前田に鎮座している神社(御堂)です。北浮田高倉神社の創建は天和2年(1689)、浮田村の庄屋惣兵衛が一宇を設け聖観音を本尊として祀ったのが始まりとされ北浮田観音堂と呼ばれていました。寛延年間(1748~1751年)に津軽三十三観音霊場第七番札所に選定、さらに、境内の大銀杏の根元から湧き出す霊水が万病に効くとの噂から広く信仰を集めました。特に眼病や、乳の出に効能があるとして秋田や北海道からも霊水を求め当社を訪れ境内には飛竜宮の社殿の他、三尺四面の観音堂と茅葺屋根の神楽殿が設けられ隆盛していたそうです。明治時代初頭に発令された神仏分離令により観音堂は破却、本尊は報恩寺(弘前市)に移され社号も飛竜宮から高皇産霊命、高倉下命を祭神とする高倉神社に改められています。
鳥 居
観音堂
拝 殿
社 殿
扁 額
御朱印
北浮田弘誓閣 高倉神社
鎮座地 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町北浮田町今須前田17
札 所 津軽三十三観音霊場第七番札所
本 尊 聖観世音菩薩
祭 神 高皇産霊命、高倉下命。