S病院のカルテ開示を行なった事により

私はあの日の零の様子を知る事になる


夜 零が寝てから静かな部屋でカルテを

読み始めた


零が入院中 私は毎日昼間付き添いをしていたが

帰った後のことはわからなかった


あの日 私が帰った後 段々と体調が悪く

なっていく様子が書かれていた


夜 体調が悪くなり吐き気を訴え私を呼んで

泣いていた


吐くのがわかっていたのかガーグルベースン

(嘔吐物を受ける入れ物)を持って泣いていた


その約2時間後 嘔吐 その後も吐き気が止まらず

噴水状に嘔吐し冷や汗をかいていた

そして本人目つきもうろうとも書いてあった


零が吐き気を訴えてから2時間半後 

ようやくドクターに連絡


ドクターからは「もう吐くものもないだろう」

とナウゼリン等は使用しなくてよいと言われ

ソリタ(点滴)を1時間に60㎖入れるよう指示


30分後 本人眠っているがびっしょりと汗を

かいている 吐き気が続く


目が覚めた時に喉の渇きを訴えるが

オエッオエッと吐き気が続いていた為か

飲ませてもらえず様子を見ようと言われる


約2時間後 声が聞こえるため入室すると

点滴がズレ逆流していて漏れていた

(次の日かなり腫れ上がっていました)


点滴の漏れがかなり痛かったようで腕を

激しく動かしていたと書いてありました

この時 点滴を抜いていますが20分後に

足の甲に刺し変えられていました


しかもテープ2本でとめただけの簡易的な

点滴で驚かされました。こんなとめかた

するから簡単にズレるんだよ!とかなり

頭に来たのを思い出しました。


長くなるので日付が変わってからは次回に

続きます。