零の次の被害者は意外な人だった


まだ私の体調が悪かった時 零をショート

ステイに預けた事があった


ショートステイ先の病院で病室にいた時

意外な人が入ってきた


「零ちゃんママ、こんにちは。」


振り向くとS病院で同じ部屋だった

はるちゃんのママだった

(S病院 8参照)


「え?はるちゃんママ?何で居るんですか?」


「はるも今この病院に居るんです。」


「え?そうなんですか?でも何で?」


「零ちゃんが急にいなくなって驚いたんですが

事情を聞いて大変だなって思っていたらまさか

うちまで…」


あ、そうだった。あの時は大変で連絡してなかった

だけどよくうちがここに居る事わかったなぁ?

そう思っていると


「実はね 今はるの担任の先生が零ちゃんの

中学の時の担任の先生で よく話し聞いてたんだけど零ちゃんがショートステイを利用し始めたって教えてもらったんだ。」


ショートステイ先の病院は学校が隣接してあり

入所の子ども達は病棟から学校に登校しています。

その為 学校の先生と病院は繋がっています。


「だからね 面会に来た時に看護師さんに

安藤さん来てますか?って聞いてたの。」


「そうなんだ。本当久しぶりですよね。うちもずっと大変で連絡するの忘れてました。」


そして私は はるちゃんが何故この病院に

居るのかを知った。