ここまで来るのに7年かかった


中学1年で医療過誤を経験した零は

中学 高校の大切な時期をPTSDにより

まともに過ごせなかった


毎日 学校に行くための車移動で

S病院に連れていかれるのではないのか

と思ってしまい 恐怖で大量の汗をかき

痙攣を起こしていた


毎日不安発作との戦いで どんなに学校だよ

と行き先を伝えても信じてもらえなかった


私の言葉が届かないくらい 重いPTSDに

苦しめられた


修学旅行も行けなかった

私達の地域は行き先が東京のため 長い時間

乗り物の移動があるので零には無理と判断した


大切な学校生活は苦痛との戦いでもあった


零のPTSDは未だに治る事なく相変わらず

ですが 私の病気の正体がわかった事で

しっかりと治療する事で 零の生活を支え

られるよう変化していった


身体を動かせる様になってからはリハビリも

かねて時間はかかるが出来るだけ自分で

家事をした


すごく疲れて回復に時間はかかるが

生活を取り戻したくて頑張っていた


少しづつ出来る事が増えていく事で

気持ちも前向きになっていた


ようやくどん底の底に辿り着いたから

あとはもう上がって行く一方だと信じた。