人間はストレス生活が長く続くと

ネガティブな事しか考えられなくなるようだ


少しずつ弱っていく自分の身体に不安を

覚えていくと いずれこの身体は機能

しなくなるのかも知れないと考えてしまった


自分で何も出来なくなると言う事は

親や周りの人達に迷惑をかけてしまう


そして私はこんな事を考えてしまった


身体が完全に機能しなくなったら

年老いた母親に私と零のオムツを替えさせ

るのか…


辛いな…親孝行するどころか迷惑をかけ

続けるなんて…


だったらいっそ2人共いなくなった方が

いいな…


そんな事を考えてしまった


追い詰められた私はこんな行動をとって

しまった


重たい身体を何とか動かし 私は零に

馬乗りになってこう言った


「零ちゃん、ごめんね。お母さんもう

 無理みたい。だから、ね、一緒に…」


そう言って 私は 零の白くて細い首に


手を添えた。