零との生活が少しは良くなりつつあったが
まだ暴言は少しだけ続いていた。
そうは言っても前の様に病的な言い方では
なく 自分の思い通りにならないと
ワガママを言っているような感じだった。
この時は若干 反抗期のような雰囲気だった
本来の反抗期はこうだったんだろうな
そんな風に思っていた。
夜 何かの拍子に零がワガママを言って
私を困らせた日があった
軽い言い合いになり 零がひと言
「ぶっつぶす」 と言った
その瞬間 私は突然 膝から崩れ落ちた
この時立っていた私は 膝を床に強く
打ち付けた。
痛いと思う暇もなく 次には顔と肩を床に
打ち付けた。
…え?何?何が起きた?
お尻を突き上げた状態で 動かなくなった
ウソ…身体が動かせない…何で?
まるで麻酔銃で撃たれたかのように身体の
感覚が無く横に倒れたりも出来なかった
何が起きたのか分からない
どうしたらいいのかも分からない
焦りと恐怖を感じているといつの間にか
意識がなくなっていた。