ひどい頭痛からようやく解放されたと

思っていたら今度は耳が痛みはじめた。

頭痛と同様に今まで経験したことのない

痛みに振り回された。


また総合診療科を受診すると先生から


「これもまたストレスみたいですね。耳に悪いところがないんですよ。それに話を聞くとお子さんの暴言を聞きたくないって身体が拒否しているみたいに思えます。」


ストレスが痛みになって身体を攻撃してくる。

この頃の生活はかなり辛かったのは確かで

零の日常会話は ぶっつぶす しかなかった。


「おはよう。」  「ぶっつぶす」

「ご飯できたよ。」 「ぶっつぶす」

全ての返事はぶっつぶすになっていた。

もうお母さんなんて言ってもらえなかった。


それに加えて零のPTSDに苦しめられる。

毎日家に帰り着くとまず服を着替えさせないと

いけない。

不安発作と痙攣で大量の汗をかくため

すぐに着替えないと身体を冷やしてしまう。

夏はまだなんとかなるが冬は服が脱げない。

汗で服同士がくつっいてしまい脱がすのに

苦労する。時々ハサミで切りたくなるくらい

脱がせるのが困難だったりする。


全ての事を1人でこなさないといけない為

精神的にも体力的にも辛い日々が続く。