零が暴言を吐く様になって悩む事が増えた。
誰かに相談しても同じ事しか言われない
ので私は人に相談するのをやめた。
何も解決できないまま時間だけが過ぎて行く。
そして私の身体に異常が出始めた。
朝 強烈な頭痛で目が覚め驚いた。
少しでも頭を動かそうとすると強烈な
痛みに襲われる。
「なにこれ‥?」
この日は結局運転が出来ないと判断したので
零も学校を休んでもらった。
だけど休むと言うことは零の食事やオムツを
変えたりしないといけない。
何をするにも頭が割れそうなくらい痛くて
何かするにも全てのことに時間がかかる。
そして何故か市販の痛み止めが全くと言って
いい程効かない。
零の介護以外は何もせずひたすら横になり
良くなるのを待った。
だけどなおらず3日過ぎても変化がないため
ようやく病院に行く事にした。
受診したのは総合診療科
ひと通りの検査の後 診察室に呼ばれた。
「安藤さんお入り下さい。
こんにちは。担当の七瀬といいます。
今 検査結果を見せてもらいましたが
どこも悪く無いんですよね。」
「え?悪いところないんですか?」
「はい。どこにも異常がみられないんですよ。」
「‥そんな
でも信じられないくらい痛くてずっと
起き上がる事も出来なかったんです。」
「おそらくなんですがストレス性のものでは
ないかと思うんです。」
「あ‥ストレス‥」
「思い当たる節がありますか?」
「‥はい。あります。」
「そうですか。とりあえず市販薬が効かない
とのことでしたので強めの痛み止めを
出しますので飲んでみて下さい。それで
また1週間後にいらして下さい。」
「はい。ありがとうございました。」
このあと七瀬先生とは長い付き合いになる。