薬でなかなか痙攣が起こせない状態に

なっていたが例外があった。

それは療育センターに行く時。


療育センターに行くのがわかった途端

一瞬で痙攣が起きる。

この時ばかりは薬の効果などなく

恐怖が勝る。


幼い頃からリハビリに通っていると

S病院と療育センターが同じ病院と零も

わかっていた為 私達では想像も出来ない

恐怖に襲われるのだろう。


毎回の様に痙攣が起きたら療育センターに

電話してキャンセルを言わないといけない。

だけどキャンセル出来ない日もある。

それは3ヶ月おきの担当医師の診察日。

この日ばかりはなんとかしていかないと

いけないので 途中で痙攣して遅れている

事を伝えなくてはいけない。


やっとの思いで到着すると外来の看護師に

嫌な顔をされる。

療育センターは全て予約制なので時間に

間に合わないと最後のコマにまわされる事が

多かった。


それは私も納得していた。時間通りに来ている

人が診てもらうのは当たり前の事だし

時間通りに来れなかったのだから1番最後に

なるのも仕方ない事とわかっていた。


ただ 看護師の嫌な顔ばかりは辛かった。


たまにこの病院のせいでこうなってるのに

と思ってしまう時があった。