たまに 今日は吐かないのかな?

と思って油断すると玄関で車いすに

乗った時に吐かれる。

この時ほど落ち込む事はない。


朝は家ではぼ毎日嘔吐され学校の帰りは

車で大量の給食を嘔吐する。

ハッキリ言って地獄でしかない。


車で嘔吐されると とても大変で

まず家に着いたら零をすぐに着替えさせて

布団に寝かせる。

そして車に戻り吐いた物を片付ける。

真夏の炎天下の中ダラダラと汗をかきながら

する日もあれば 土砂降りの雨の中 片付ける

日もある。真冬の雪が舞う中 手が悴んで

うまく片付けられない日もある。

雨に濡れながら片付けていると 

悲しくなって涙が流れる。

もう雨なのか涙なのかわからなく

なる時もある。

ただただ辛い毎日。


だったら無理に学校に行かなければ良いと

思うのですが 零は学校も先生も好きで登校

したがるのです。

学校が嫌で登校拒否なら無理して行く必要は

ないのですが零の場合はそうではなく

移動が怖いのです。

信じられない転院 で書いたように二度と

行きたくなかったS病院に行ってしまった事で

零は車に乗るとあの恐ろしい目にあった

あの病院にまた連れて行かれるかもしれない

と身体が記憶してしまいました。

あの時九頭センター長の脅しに負けなければ

こんな事にならなかったのかもしれません。


今更タラレバを言ったところで零の精神

障害が良くなるわけではありませんが

ただただ後悔だけが残ります。