学校や病院の受診日 私が着替えたり荷物を

 触り始めると零はえずきはじめる。

 そしていよいよ家を出ようとすると耐えられ

 なくなり朝 口にした物を吐いてしまう。


 平日の朝食は固形物はほぼ喉を通らない。

 そのかわりかなり喉が乾くようで大量の

 水分を取る。

 そしてそれを毎回吐くので出かけられない。

 毎日布団カバーや朝 着替えた服をまた

 洗濯しないといけない。

 特に辛かったのは車いすに連れて行く途中で

 吐かれると私も全着替えになる。

 2人共着替えたらまた洗濯をしないといけ

 なくてどんどん時間が過ぎて行く。

 吐かれた服はそのままにしておけないので

 洗濯機に入れる前に手洗いで

 嘔吐物を落とさないといけなくてとても

 大変でいつまでたっても家を出れない。

 この頃はとにかく洗濯してばかりでベランダ

 は大量の洗濯物で埋め尽くされていた。

 側から見ると大家族の様だった。


 やっとの思いで車に乗っても不安発作が

 出てしまい痙攣に繋がる。

 痙攣したらもう諦めて家に帰る。

 学校の駐車場の一歩手前に信号がありそこで

 痙攣する事がとても多く学校でUターンして

 家に帰る事も多かった。