家での生活が少し落ち着いて来たのでまた

 リハビリに通うようになった。

 そうは言っても体力が無いのでほぼマッサージ

 で少し体を動かして終わり。

 

 リハビリが終わったら学校に行き1時間ほど

 過ごしたらお昼前に家に帰る。


 学校は零の体調を見ながら少しずつ時間を

 増やして行くつもりにしていた。


 体力が少しつき始めた頃 零がまた痙攣を

 起こす様になった。

 車に乗って出かけようとすると呼吸がおかし

 くなり痙攣を起こす。

 もともとてんかんがあったがてんかんの時

 と少し様子が違った。


 痙攣の前に全身をこわばらせ大量の汗をかき

 呼吸が乱れとても辛そうな顔をする。

 まるで水が無いのに溺れているみたいに

 見えた。

 この状態が長く続く時もあれば車に乗って

 5分で痙攣を起こす日もある。

 これをほぼ毎回出かける時に起こす。

 この頃の私は零の体に何が起きているのか

 わからなかった。