待ってる間 零の冷たい体をさすり続けた


 「零ちゃん‥何があったの?ねぇ返事してよ」


 涙が溢れて止まらない


そして部屋に戻ってきた看護師にナースステーションに来るよう言われた


ナースステーションに行くと九頭センター長と婦長が待っていた。

そして何故か2人はニコニコと笑顔だった。


私は この人達何でこの状況で笑っていられるの?

ただただ違和感しかない。


そして前日の出来事を笑顔で話す

ひと通り話終わると 信じられない事を言った。


「とりあえず、まだ大丈夫なのでこのまま様子を見ましょう」


 ‥何言ってるのこの人?

 まだ大丈夫って何?白目むいて気絶してるのに何もしないの?


「いや、様子を見るじゃなくて検査するとか救急車呼ぶとかあるでしょう!?何もしないのなら大学病院に送って下さい!」


するとこの状況でも2人は笑いながら


「お母さん!大丈夫ですよ!もう少し様子見ましょう?」


「そうですよお母さん!センター長がそう言っているんだから大丈夫ですよ!」


この2人には医学の知識がないのでしょうか?

ここってたしか病院だよね?

この人医者じゃないの?


おそらくですが この時の零の姿は医学の知識がない人でも見た人 全員が危険とわかるレベルの姿でした。