会話ができる喜びは私を幸せにしてくれた。
そして零はよく愛情の確認をしていた。
「まま だっこ。」
「はいはい なーに。」
「まま れいちゃん すき?」と聞かれるので
「零ちゃんが1番好きだよ。」そう伝えると
なんとも言えないかわいい笑顔で
「れいちゃんも まま すき!」と言ってくれる
「うん。知ってるよー。」と 言うと
「まま ぎゅー!」と 言って抱きつく
肩まで伸びた綺麗な黒髪が私をくすぐる
柔らかい体を抱きしめると優しいにおいがする
なんとも可愛くて愛おしい。
子供を育てる事がこんなにも幸せな事なんて
想像してなかった。
こんな日々がずっと続けばいいのに‥そう思った。