百恵さんは、阿木さんの本の解説の中で、阿木さんの詩を歌い始めた頃

私の恋も始まった、と書かれていますがちょうど17才のころかな‥‥

 恋は詩人を育てるのかな? 百恵さんの作った詩を3点ほど紹介します。



何故 私は17歳なんでしょう

心の中では

もう大人のつもりなのに----------

時間は正確すぎるほど 正確に

時を刻んだいくだけ

その正確さが 今の私には

わずらわしすぎるんです

一瞬もはなれないで 貴方といたい

それなのに私は17歳

誰も許してくれない----大人になりたい---

貴方の瞳に私の姿が映っている間に

精一杯きれいになりたい

貴方の、、、

貴方だけのために---------

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 次の詩も山口百恵が17歳の時に、作った詩です。


前触れもなしに今日は雨。

舗道の敷石も濡れて足どりを凍らせる。


こんな日だから、あなたはコートの衿を立てて駆けてくるのでしょう。


「寒いね」なんて呟いて、いきなり私を抱きしめて…。


あなたの為に熱い紅茶をいれましょう。


レモン色の愛を添えて…。

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恋人宣言の後11月2日金曜娯楽館にて朗読

枯葉舞う深い秋です
夏の眩しさは鈍い雨色に変わり
春の名残の悲しい色づきが
街を染めてゆきます
いくつの季節の傍らを通りすぎたのでしょうか
あなた あなた あなた

数え切れぬ眼差しが
私の心をすり抜けてゆき
ひとつ ひとつ ひとつ
触れ合ったその全ての中からひとつ
私は真実のものを見つけました
そして深い心の海に小さく輝く真珠が
いつか青い空を見ることを夢見始めました
でも それは許されないこと
それが私とあなたの愛でした
・・・

ため息を重ね合わせてみても
悲しい色に変わるばかり
若い愛は暗闇の中で育つはずはなく
青い空を求めているのです

泣いた日もありました
愛のゆくえも分からずに しがみついた日もありました
二つの愛が重なればもっと大きく羽ばたくことができるのに
このままでは真珠は元の貝の中に戻ってしまう

乱れた心を抱いて
私はあなたの心を叩いてみました
あなたは
しばらく遠くを見つめたあなたは
愛していると
二人はもう責任のある愛をぶつけ合っていると
愛の前に素直な二人で居られると

グレーのカーテンを開けると 
そこには眩しい朝日が 銀の朝を連れて 微笑んでいました
ひとりだけの あなた
私は決めたのです
どこまでも どこまでも
 あなたと共に歩くことを


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