”日本からロシアへの中古車輸出が急増している。財務省貿易統計によると10月の中古乗用車の輸出額は前年同月比3・4倍の345億円とウクライナ侵攻前を大きく超えた。トヨタ自動車など車大手の現地での事業停止で新車不足が強まり、円安傾向も後押ししている。政府が対ロシア制裁として輸出を禁じる乗用車は600万円超のみ。大半の中古車は対象外で、車輸出への制裁が骨抜きになっている懸念がある。”

(2022年12月4日 日経新聞)

 

「対ロシア制裁として輸出を禁じる乗用車は600万円超のみ」ということですが、多くの中古車は600万円以下。これは骨抜きというよりは、日本の中古車輸出業界の利益を守りつつ、世界に向けてはロシアへの経済制裁をしていますというアピールということかと思います。他国への制裁のために、自国経済を弱くすることはないので、私はこれで良いと思います。