東京都は2025年4月から、都内で新築する戸建て住宅に太陽光パネル設置を義務化する方針を固めた。12月の都議会に関連条例の改正案を提出。条例可決後、2年間の周知期間を経て施行する。事業所や工場など一定規模の新築物件に設置を義務付ける例はあるが、戸建て住宅を対象とするのは全国初となる。

 

 太陽光パネルの設置義務化は小池百合子知事が21年秋に表明し、有識者らの検討を経て詳細な制度設計を詰めている。都の制度案では、義務化の対象は住宅を購入する都民ではなく、住宅を販売する戸建て住宅メーカーとしている。

(2022年9月9日 日経新聞)

 

 ずいぶん踏み込んだと思います、東京都。さすがに罰則はないと思いますが、「義務化」すると太陽光パネルを乗せないと建築許可が下りないようなことになると、本当の「義務化」になるんですけど、そのあたりの運用面が課題かと思います。「後で乗せる」ことを約束して販売し、資金不足で乗せられなかった人を罰するとなると、ちょっと行き過ぎな感じもあります。