”日本電産の社長兼最高執行責任者(COO)である関潤氏(61)の退任方針が25日、明らかになった。永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)はまもなく78歳となるが、過去に社外からヘッドハンティングした後継候補はことごとく会社を去った。2030年に売上高10兆円を目指すものの、永守氏に依存するリスクが改めて浮き彫りになった。次世代に経営を引き継ぐ仕組みづくりも課題になる。”

(2022年8月26日 日経新聞)

 

 創業から世界企業を作り上げた永守氏。カリスマ経営者にありがちなのが、外部から後継者を呼んで一度は後継させるものの、自身の意向に合わずに解任することを繰り返すこと。日本電産もそのサイクルにはまっているのではと思います。なかなか自身を上回る力量の経営者が迎えられないのは、自身の力量が高くカリスマ性が高いがゆえのことで、改めて良いことばかりでないことに気づきます。