”中国のスタートアップが新型太陽電池の大型パネルで世界初の量産を始めた。薄くて曲がる「ペロブスカイト型」と呼ばれるタイプで、製造コストは既存の3倍だが、将来シリコン型の半分まで下げられる可能性がある。スマートフォンへの搭載を想定する。もともと日本人研究者らが開発した技術で、国内電機大手は新規投資に消極的なこともあり中国が量産で先行した形だ。”

(2022年7月19日 日経新聞)

 

 太陽光パネルのイノベーションと言えば、薄くて曲がる「ペロブスカイト型」。日本発の技術でこの分野は日本企業がリードしていくのではと思っていたので、中国企業の量産化はショックです。既存の太陽光パネルは日本企業が先行し、量産化段階で低価格の海外品にやられてしまった経緯がありますが、この「ペロブスカイト型」は先行すらできない可能性もあります。せっかくの国産技術、なんとか物にしたいところです。