”老いるインフラが社会を揺らしている。愛知県の取水施設での大規模な漏水から1週間がたつが、企業には工業用水の使用量を従来の3割以下に抑える要請が続く。25日からは火力発電所が停止し、影響が大きくなってきた。工業や農業に使う水利施設は5割以上が耐用年数を超える。事故が起きてからの後追いの対応ではなく、適切な管理体制の構築が求められる。”

(2022年5月25日 日経新聞)

 

 設備の老朽化の補修って、設備自体は能力や性能が上がるわけではなく、さらにはあと〇年は持つだろうという甘い読みもあり、なかなか補修しようというモチベーションは上がらないものです。しかし、ひとたび故障した日には、大損害になってしまうので、やはり定期的な補修は必要かと思います。こうした「あと〇年は健全であるという」目利き役として、昔は熟練した職人がおりましたが、今後はデータから判定するAIが担うことになるのだと思います。