最近読んだ2冊の本が、実に対称的なことを言っていて、考えさせられた。

しかも、連続して読んだ2冊だから、なおさらだ。


1) 「社長」を狙うか、「社畜」でおわるか。(吉越浩一郎)

   ”生きることの本質は、限定された枠を争うコンクールである”


2) そこにいのちのあるかぎり (桐生清次)

   ”競争社会の中では人間同士を比べる理論が先立っている。

    そんな誤った考え方は世の中からなくさなければならない”


どちらの側に立つかは、選択の問題だ。


1)では、人や企業は、競争でのみ成長し、競争を降りたものに

  成長はないという考え。

2)は、競争ではなく、各々がもてる力を、いかんなく発揮すことが大事で、

  その優劣は関係ないという考え。


ここで、競争を降りるということは、10の能力があるひとが、

5しかださないことだ、と考えれは、各々の能力を100%発揮することが

大事だという点においては、両者の共通の考えを言える。


各々がもてる力を100%発揮し、各々の個性を生かす

協奏社会をめざすべきだと、私は思う。