よく一人育てるのに3000万かかるっていいますよね。

ずいぶんじゃないですか。

昔は子供が労働力だったから、むしろ産んだ方が経済効率がよかった。

だけど、現代はこんなお金がかかる上に育成失敗するとニートになるということで、若い人が子供産まないのはそりゃ合理的な考え方ではありますよね。

 

いきなり余談ですが、The MonkeesのDaydream Believerという曲に

(忌野清志郎さんがカバーしていてセブンイレブンでずっと使われているあの曲です。ただ、歌詞が、原曲が夢見心地の幸せ感なのに対して、清志郎版は切ないんです)

 

Now you know how happy I can be.   
Oh, and our good times start and end   
without dollar one to spend.      
But how much, baby,   
do we really need. 

今、分かるよね、僕がどんなに幸せかって
素敵な時間が始まっては終わってくのに1ドルもかかってない
でも、僕らは本当は幾らいるんだろうな

 

(このあといわゆる「ずっと夢をみて〜」のサビへと続くんです※原曲は歌詞が違いますが)

 

この曲を聞くと、正直本当はお金のことなんてあまり考えないでもいいのが一番幸せなんだろうな。とちょっと切ない気分になります。が、気を取り直して本題へ。

 

⚪️「一人育てるのに3000万」の根拠

 

これ、実はいくつかの機関が独自の取り方でやってるから、ブレブレなんですね。

一応、一番正確だと思われる、内閣府の調査を持ってきました。

これでみると、中学卒業までが1600万くらいですね。

 

高校は公立だいたい年間50万、私立だいたい年間100万が学費の相場ですから、中学の欄の学費だけいじると、公立3年間で500万、私立だと640万くらい。

ここまでで大体2100〜2300万くらい。

 

あとは大学ですが、大学は結構いろいろ分かれていて、国立だと大体年間70万くらいなので、同じ。私立文系だと年100万くらい、私立理系だと年150万くらいでしょうか。私立医歯薬だと6年生総額学費で2400万とかなので、ちょっと気合が必要ですね。

 

そういう意味で、高校に加え+600〜1000くらい。(医歯薬除く)

 

と、考えると、確かに3000万くらいになりますね。私立医歯薬だと6000万くらいになっちゃいますけど。

 

でもちょっと待って!

よく見ると、上記の表、預貯金や保険など、結構な金額入れていますね。毎年20万くらい入れているので、運用なしで考えると20万かける22年なので450万くらいひけます。

 

また、食費は夫婦二人と子供+1の費用はそんなにかわならいのにそこそこ別腹でカウントしていますよね。

また衣服もなんだかんだで結構祖父祖母から買ってもらったりも結構あります。

さらに言えば、子供がいることで少々住民税が減税になる部分があったり、児童手当で+になる部分もあるんですね。

 

長くなったのでそろそろ終了したいと思いますが、結論を言いますと、もろもろダブりなどを省いていくとですね、だいたい実際に普通の夫婦の生活に加えて子供一人につき約2000万程度負担が増えるというイメージで良いのではないかと思います(進学のルートによりますが)。なので3000万はややダウトかな。

 

(後編は経済効率を高めるためのやり方と、2000万を出すためのポイントについて触れて完結したいと思います。)