競争力のある薬局であるためには、どのような人材が必要か?
これまで、お薬業界は、規制に守られた業界であった。
しかし、薬剤師供給過多の時代を受けて、今後は薬剤師でも競争が起きるだろう。
それでは、薬局が競争力を保つためには、どのような人材が必要だろうか?
私なりの解答は、ビジネスモデルをつくれる人材である。
既成概念にとらわれず、新しいコンセプトを提供できる人材である。
では、どんな能力が必要か?
それは、成果につながる能力である。
これをコンピテンシーともいう。
コンピテンシーにも段階があるが、特に必要なのが、レベル4以上の「状況変容行動」である。
レベル4では、自分が出したい成果を見据えて、阻害要因を排除し、そこに独自の工夫を加えて状況を変えていく行動をとることができる。
さらに、その上のレベル5では、パラダイムを変換し、独自の状況をつくりあげることができる。
レベル5のコンピテンシーを発揮できる人材が理想であるが、日本では1000人に1人の割合である。
そこで、少なくともレベル4のコンピテンシーを発揮できる人材であって欲しい。
レベル4の特徴は、
(1)問題を課題として捉えその解決策を考える
(2)はじめの一歩をまず踏み出し、その結果から速やかに行動を修正する
(3)知識や情報を発信する
(4)覚醒水準が高く、変化やチャンスに対して即座に反応する
(5)徹底して分析をする
(6)自分の言葉で語れる
ことが挙げられる。
パーソナリティの視点からみると、レベル4は、意思を動機として行動している人材である。
(1)主体性があり
(2)単一性が保たれていて
(3)連続性があり
(4)自他の区別ができる
ことが必須条件となる。つまり自我が確立されていることが必要である。
このような人材を数多く育てることで、競争力は高まるのではないか。
もし、コンピテンシーに興味をもたれた方は、川上真史先生の著書を読んでみて欲しい。