新生メディセオ・パルタック予測
10月10日に以下のニュースが飛び込んできた。
「国内卸最大手のメディセオ・パルタックホールディングスと、同2位のアルフレッサホールディングスは来年4月1日をメドに合併することで合意した。両社の取扱品は医薬品と日用品で、売上高は計4兆円を上回る巨大卸となる。規模拡大で競争力を高める。」
(http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081009AT2D0801D08102008.html )
今回は、これを受けて医薬品卸売業界と各社について今後を分析してみたい。
1.市場環境
医薬品卸売市場
直販メーカーを除く2004年度の
医療向け医薬品の市場規模は卸ベースで3兆7,407億円、
調剤薬局向けは2兆6,537億円、
OTCは5,107億円と集計された。
全体では6兆9,051億円で前年比2.5%の増加となった。
(医薬品卸売業年鑑 2006年
県別の市場支配力が一目でわかる。今回で19回目の発刊
http://www.ssk21.co.jp/repo/R_R04V0013.html)
医薬品卸の売上総利益は、
販売価格と仕入れ価格との差(一次利益)、
リベート:(入れ割引(二次利益)、ア
ロワンス:(販売奨励金)(三次利益)
に分解される
(http://www.r-i.co.jp/jpn/rating/rating/detail/sector/sector061130_2.pdf)
しかしながら、診療報酬の改定により医薬品卸の利益がでにくい構造になっている
2.メディセオパルタック・アルフレッサ
メディセオパルタックは主要株主に武田薬品、大日本住友製薬
アルフレッサは第一三共、エーザイ、アステラス製薬
をもつ。
(Wikipedia)
メディセオパルタックは医療用医薬品等卸売事業と化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業に分かれており、07年3月期決算ではそれぞれ1兆6千億円、5千億円となっている。
一方アルフレッサの医療用医薬品卸売事業は全体の総売り上げ1兆7千億円に対して、1兆5千億円である。
(各社IRより)
3.
今回の合併により、新生メディセオパルタックは医療用卸売業界で独占的な位置に存在することになった。
独占禁止法との関係も心配される。
今後は国内における独占的な地位を生かして、価格交渉力を発揮するだろう。
「もし、あなたが新生メディセオ・パルタックの社長なら、どういった施策を打つか。」
考えてみて欲しい。
by iPharma.jp