$猫好きのブログ

スピードラーニングっていう高級フリスビーがあります。

もちろん本当はフリスビーではなくて、

英語を聞き流すだけでできるようになるっていうCDの英語教材です。

でも、僕にはフリスビーにしか思えない。

単なる円盤として犬のおもちゃにするか、カラスよけの光る道具にしかならない。

あるわけないですよね、聞き流すだけで英語ができるようになることなんて。

楽天のレビューが結構高いみたいですけど

よく見てみると、

「始めたばかりだけどこれから効果が出てくるのが楽しみっ」

ていうほとんど期待をこめての高評価ばかり。

半年間使ってみてこんなに英語ができるようになりましたなんてレビューはほとんどない。

それが現実なんだと思います。

なんで聞き流す系教材がありえないと思うのか?

それは単純なことで、

日本語版の聞き流す系教材がありえないと直感できるからです。

日本語版のスピードラーニング、つまり、

日本語ができないアメリカ人の人たちのためにつくられた

日本語を聞き流すだけで日本語ができるようになるCD教材です。

今実際にあるスピードラーニングは僕たち日本人が英語をできるようになるためにつくられた、

英語を聞き流すだけで英語ができるようになるためにつくられた

英語のCD教材なわけです。

これを英語版スピードラーニングとすれば、

日本語版のスピードラーニングはその逆バージョンということですね。

アメリカ人が日本語をできるようにするための教材、

それが日本語版のスピードラーニング。

僕が勝手に想像しているだけなので

実際にアメリカで日本語版スピードラーニングが存在しているのかは知りません。

でも、日本語版スピードラーニングなんて信じられないですよね。

「この日本語音声を聞くだけで日本語ができるようになりますよ」

っていっているわけですから。(笑)

そんな特別で、魔法なような日本語は僕たち日本人は聞いたことがないですよね。

日本語ができないアメリカ人から、

「聞くだけで話せるようになる日本語の会話を教えてくれ」

なんて言われても僕らは困ってしまうわけです。

そんな日本語の会話したことねーよと(笑)

昔、マトリックスという映画の中で、

主人公が仲間に頼んで特別な操作をしてもらって、

いきなりヘリコプターの操縦を一瞬でマスターするというシーンがありました。

でもあれはマトリックスというコンピューターの中の仮想空間の中だからこそ

できたことなのです。

仮想空間の外部から「ヘリコプターを操作できるプログラム」

を主人公に注入したからこそ、

一瞬で主人公はヘリコプターの操縦をマスターすることができた。

そんな風に仮想空間の中っていう特別な世界の中ならば

聞き流すだけで日本語をマスターできる

日本語版スピードラーニングも可能でしょう。

すごい世界です、仮想空間っていうのは。

でも、

僕らが生きているのは現実なわけで、

少なくともあと百年くらいはマトリックスの世界なんてできないわけです。

だから、日本語ができないアメリカ人には、

日本語版スピードラーニングではなく自力でがんばってもらうしかないわけですが。(笑)

それは僕ら日本人だって同じです。

英語版スピードラーニングなんて存在しません。

聞くだけで英語ができるようになる音声なんて存在しない。

だって、日本語も英語も結局は「言葉」っていう根っこの部分は同じなのだから。

聞くだけで日本語ができるようになるという「魔法の日本語」

っていうものを信じられないのなら、

聞くだけで英語ができるようになるという「魔法の英語」

も信じてはダメです。

結局、スピードラーニングなんて超高級なフリスビーに過ぎないわけです。

それどころか、だまされた人の金と時間を食うわけだから

ただの上質なフリスビーよりよっぽどたちが悪いですね。