多くの人に幸せになってもらいたい。
笑顔になってもらいたい。
だから寄り添いサポートします。
藤野です。
【再掲記事です】
9年前の今日、東日本大震災がありました。
この時期が来る度にニュースで流れる映像を
見たくないと思いつつ、思いを綴ります。
2011年3月11日
当時私は会社勤めをしていて、
朝部内ミーティング中に資格試験の結果を
サイトでこっそりと確認していた(笑)
受験番号はうろ覚えだったけど、
確か西暦と同じ2011だったかな？と思い、
確認したら合格者のところに
「2011」があった♪
家に帰って受験番号をしっかり確認しようと
ルンルン気分で業務に戻る。
午前中はつつがなく業務をこなし、
午後一で葛西の方へ出張。
14時半くらいに打ち合わせが終了し、
「もうこのまま直帰しちゃおうかな～。
そして試験の結果を確認して
喜びに浸りたい」と駅に向かう
途中信号待ちのときに。。
何か立ち眩み？？
と思ったらすごい揺れを感じました。
そう、東日本大震災。
電柱に掴まらなければならないほどの揺れ。
揺れが収まり、取り合えず駅に向かうものの
当然電車は動いていない。
震源地がどこかとか状況が全く分からず
不安な時間を過ごす。
公衆電話は長蛇の列。キャリア携帯は不通。
唯一といっていいほどの情報をとれる手段が
Twitterだった。
会社にはショートメールで
安否を送り、会社からは
無理せず帰宅せよとの
連絡が入る。
電車が動かないのでタクシーに並ぶも
こちらも長蛇の列で全く自分の番が
回ってこない。
心配なのが、学童にいる長男と保育園に
いる次男。早くお迎えに行きたい。
歩いてでも帰りたい。
会社からなら歩けたかもだけど、
最悪なことに出張先。歩くこともできない。
主人に連絡し、歩いてでもいいから
帰ってくれと懇願。
実家に連絡し、長男でも次男でも
いいから迎えに行って欲しいと依頼。
日が落ち、寒さに耐えながらタクシーを
待っていたら前後の方がホッカイロを
くれたり、パンをくれたり。
こんなときに気遣ってくれる人の温かさに
泣きました。
どうにもこうにもタクシーが来ない。
もう寒さにも耐えられない。
仕方ないので近くのファミレスに避難し、
暖を取り、食事を摂り、
電車が動くのを待つ。
22時頃、母が学童から児童館へ
移動していた長男を確保。
品川から5時間以上歩いた主人が
保育園の次男の確保。
その知らせを聞いてホッと一安心。
日付が変わる頃、ようやく電車が
動き出した。よく分からないけど、
乗り換えを何回も繰り返し、
ようやく自宅最寄り駅に着き、
そこからテケテケ歩いて帰宅。
無事なのは分かっていたけど、
子どもたちの寝室に直行。
天使の寝顔を見てこれまた涙。
良かった。会えて良かった。
今でこそ、生意気で思春期で反抗期な
子どもたちだけどそれでも私の宝物。
東北の人たちはもっと大変な目に
遭っていた。
私の苦労なんてきっと大したことない。
それでも私は可愛い子どもたちと今も
一緒に仲良く暮らせていることに
感謝したい。
震災後も何度も余震があった。怖かった。
スーパーから物がなくなった。
計画停電もあった。
(幸い自宅近辺は逃れられたけど)
被災地から遠くてもいつものような生活とは
いかなかった。
タイミング悪く、私がインフルエンザに
なった。会社こそ休んだものの、
母親業は休めない。辛かった。
それでも子どもたちと一緒にいられるのが
幸せだった。
東日本大震災は多くの日本国民に
大きな傷を残した。
今大阪にいる私は南海トラフのニュースを
見るたび2011年3月11日を思い出す。
子どもたちは私の生き甲斐。
何があっても何としても守る。
そのことを忘れずに
「いい加減が良い加減」で生きていきたい。
