自民党は消えてしまったのか
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自民党は消えてしまったのか
テレビ・タックルで政治評論家の屋山氏が面白いことを言っていました。「鳩山首相が危ない三つの理由」です。
1.外交が「ど素人」
2.郵政人事の「天下り骨抜き」で国民の信頼を失った
3.故人献金問題をはじめとする政治資金問題
全く同感です。鳩山首相最大の問題点は感度が極めて鈍く、これらの重大な危機を認識していないことにあります。同じく政治評論家の青山氏が外国を訪問したら「鳩山首相の辞任は来年1月か3月か」と聞かれたといいます。さらに政権発足以来アメリカを例の鈍感ぶりで相当怒らせて、田中角栄の二の舞で失脚させられる(CIAは鳩山首相を丸裸にするほどのスキャンダル情報を入手した)との噂も飛び交っています。
いずれも政治評論家の言葉や噂のたぐいですが、皆さんも漠然と「鳩山首相大丈夫か」と思っているのではありませんか。私もその一人です。
このような時こそ自民党の絶好のチャンスです。でも私は「鳩山不信任」の大きなうねりは来年の参院選までには確実に来ると思いますが、その政権与党のに対する逆風が自民党にとって順風とならないと思っています。民主党の支持は落ちないで、参院選は勝利すると思っています。
来年の参院選で自民が過半数を取らないかぎり、自民党の政権復帰は当分ありませんが、その危機意識が自民党には全く希薄です。与党ボケが抜けきらず、政権発足間もない臨時国会は絶好のチャンスなのに、政権与党に「カスリ傷」さえ与えることが出来ませんでした。
来年の通常国会が始まれば、多少は与党ボケも修正されるでしょうが、仮に鳩山不人気が極限に達しても、自民党には有利に働きません。国民は長年の自民政治に愛想を尽かしているのです。ここは自民党が「日本をこのように立て直す」という大きな旗を立てて、国民に信頼と夢を与えなければなりません。谷垣執行部では基本路線で、民主党とあまり変わりません。
すでに何度も述べていますように、外交・安全保障は新政権のアキレス腱です。ここは日本国民の「保守・中道派」に対して強烈な旗印を立てるべきだと思います。憲法改正をはじめとして教育、安全保障の基本方針を掲げ、技術立国日本を中心とする、経済政策など「新しい自民党はこのようにする」との日本国経営のビジョンを示すべきです。
このようなビジョンは新政権には到底無理です。自民・新政権の対立路線が実に明確になるではありませんか。次元の低いバラマキ路線で競争する愚から早く立ち直って貰いたい物です。でもこれは谷垣総裁ではダメです。来年の参院選で自民敗北の責任を取って辞任すべきです。そして後継には(多くの皆さんの反対があると思いますが)安倍総裁が前回の失敗を糧に、日本の「保守・中道」をまとめあげて、参院敗北の三年後に「ニュー自民党」として颯爽と挑戦すべきです。
さもないとこのまま自民党は消えてしまいます。