追いつめられた今こそ本気になれ自民党 | 藤原雄一郎の時事通信

追いつめられた今こそ本気になれ自民党

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追いつめられた今こそ本気になれ自民党


静岡県知事選、都議選での圧倒的な民主党の力の前に、自民党もやっと目を覚まし、危機感を感じ始めたようです。小泉政権が「とっくの昔に賞味期限が切れている自民党」に一時的にカンフル注射を打ち込んだものですから、自民党には危機感が薄かったのです。


小泉退陣後の安倍・福田・麻生総理には目立った失政はありません。マスコミの扇動と官僚の自爆テロにまんまと乗せられた自民党が勝手に「自分の選んだ総理総裁」をこき下ろし、支持率をドンドン下げて、自滅しただけです。圧倒的な自民党内の支持で選出された安倍総理を自民党が一枚岩で支えて現在まで存続させておけば、このようことにはなりませんでした。それを自民党内の勝手気ままな不協和和音で福田・麻生と「猫の目内閣」を産んだのです。


都議選でも「鳩山総務大臣の誤った正義論争」「東国原事件」「党役員・内閣人事の失敗」「麻生おろしの自民内紛」で「支離滅裂自民党は一体何を考えているのか。もう党としての体裁をなしていない」と都民に思わせたのがこれほどの大敗を招きました。公明党は内紛が表沙汰になるような政党ではありませんから都議選でも成果をあげています。まさに都議選は自民党の自滅であったのです。もういい加減に目覚めるべきでしょう。


さて今後の自民党は追い詰められて本気になるのでしょうか?もちろん議員の一人一人は当選するために必死です。その必死の気持ちが「てんでバラバラで自民党の評価をドンドン下げています」要するに危機感が総合力には全くなっていないのです。東国原知事の人気に頼ったり、舛添大臣を時期総理にといった見当外れのことを模索することは「百害あって一理なし」と悟るべきです。


自民党と民主党の決定的な違いは「自民党は自民党ではなくて自分党」だったのです。前回の郵政選挙で自民党を離党し、刺客を立てられても当選した野田大臣のような人の集合体が自民党だったのです。ですからちょうっとやそっとの逆風にもかかわらず半世紀はわたって権力を維持できたのです。民主党は「風が頼りの根無し草」だったのも幸いしました。鳩山代表が疑惑にまみれて、相変わらず風頼りの民主党なのに、それを上回る自民党の自殺行為が続いています。


NHKの最新の世論調査で国民は馬鹿でないことを証明しています。「麻生下ろし」「東国原知事の担ぎ出し」「鳩山代表の政治資金疑惑の説明責任」などについて圧倒的に「ノウ!」をつきつけています。


今こそ、自民党は原点に立ち返り、本当に危機感を募らせて、この事態に対応するのかしないのか?麻生続投でも麻生下ろしでも結構です。選挙民から信頼される党として蘇生するには「看板のかけかえ」や「人気もの頼り」ではないはずです。大衆迎合から解き放たれて「我が日本国をこのような国にするのだ」という明確な看板をかかげ、民主党の「政権交代すれば全てがバラ色」との偽看板を色あせて見えるようにすることではないでしょうか。


マニフェストを一刻も早く作成して「やはり政権与党の自民党は違う」という明確な「国作り」で勝負すべきです。自民党が選挙前に「下野宣言」をして「捲土重来 国作り維新」の御旗を高く掲げて衆院選を戦うべきでしょう。

その意味では解散の日時を明確にすることも良いではありませんか。自民党が「眠れる獅子でこれから雄々しく立ち上がる」のか「結局は張子の虎」でしかなかったのか、残る時間で最善を尽くし「死中に活を求め、獅子奮迅の戦い」に立ち上がって欲しいものです。ガンバレ自民党。