うごめくバクチマネー 遅れる対策 | 藤原雄一郎の時事通信

うごめくバクチマネー 遅れる対策

メルマガ申し込み
http://www.melma.com/backnumber_101064/


うごめくバクチマネー 遅れる対策


一旦100円まで下がったガソリンの値段が、ジワジワと上昇を続けています。バブルの絶頂期に150ドル近くまで上昇した原油価格がバブル崩壊と同時に30ドル台まで大暴落しました。それがここにきて70ドルを目指す動きです。原油価格に一番敏感に反応するガソリン価格がその傾向を顕著に示しています。


原油市場にまたバクチマネーが戻ってきつつあります。金融危機で今まで日本だけだった低金利が今や全世界が低金利になっています。ですからバクチマネーへの供給はいくらでも出来る状況です。


一方、あれほど問題視されていたバクチマネーへの規制は全く進んでいません。ですから、全世界で価格上昇の傾向が見られると見るや、バクチマネーがなだれ込む状況です。私たちの生活に密接に関係のある商品市場への投機資金(バクチマネー)の流入を何としても規制せいなければなりません。これが一番急を要する事柄です。


考えても見てください。膨大なバクチマネーの商品市場への流入は「小さな池に鯨を放り込む」ようなものです。その結果私たちの生活が脅かされてはたまったものではありません。商品市場への参加者は厳しく制限し、監視すべきです。


次は掛け率の規制です。レバレージで元本の100倍を超す勝負を行ってきました。これを一日も早く、適正な掛け率に規制すべきです。銀行は自己資本比率で厳しく規制され、貸し渋りまで出てくる始末です。だのにバクチ場では掛け率が青天井なのでは、再び、三度、昨年のような金融危機をもたらします。一日も早く規制して欲しいです。

そしてヘッジファンドの情報公開です。現在のヘッジファンドは(日本で禁止されている博打場のように)一般の人の目に見えないところで「バクチやり放題」です。これを銀行並に透明性を義務化して、バクチ師の行動をみんなの目に見えるようにしなければなりません。


要するに「商品市場のような善良な市民の生活の場にバクチをしかけない」「バクチをするなら、掛け率を小さくする」「バクチ師を公開の場に引きずり出す」の三点セットを国際協調で行えば、そして厳重な監視をすれば、昨年のような悲惨な結果が防げるのです。


このような簡単なことが出来ないのは、欧米の政府ががバクチ師と陰でつながっているからにほかなりません。そしてバクチに勝てば取り放題、バクチで負ければ国民の税金で穴埋めという最初から勝負がわかっているインチキバクチはやめて欲しいです。