香港に驚く
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香港に驚く
11日間、船で大阪・広島・釜山・上海・香港とめぐってきました。その間、日本はどのようになったのかさっぱりわかりません。どうも相変わらずの党利党略であけくれる政治は一向に変わっていないようですね。
さて香港へは毎年、クルーズ乗船や下船のために行っていますが、九龍という繁華街のど真ん中をウロウロするばかりでした。ところが今回は船が辺鄙な所に停泊したものですから、夜景で有名な香港島のセントラル地区や、飛行機の関係で空港近くの青衣にも足を伸ばすことが出来ました。
毎年行く香港ではその活気に圧倒されますが、今回は自分自身の知らない所に足を伸ばし「我が日本は完全に世界の活気から取り残されているな」と思いました。もちろん極短期間の滞在ですから、現在の経済状況を知るすべもありません。私がそこに見たのは「壮大なるバブルの遺産」でした。
上海の驚くべき発展とそのインフラ整備のすさまじさ。それから香港の空港近くの「青衣」にはゲートウエイ(入り口)と名付けられるとおり、巨大な人口都市が忽然と姿を現していました。私が滞在したノボテル・ホテルから階段を上れば、そこは巨大なショッピングセンターです。
そして地下鉄の駅がその真ん中にあります。そしてこの巨大は複合施設を中心に、高層住宅が建ち並び、道路が縦横に張り巡らされているのは当然として「人と車の完全分離」として、建物との間には人の通る屋根付き通路が張り巡らされていたのです。
香港島のセントラル地域も同じ構造です。丁度東京の丸の内が車が通る現在の通路と立ち並ぶビル群を結ぶ屋根付きの広くて立派な歩道橋が出現しているようなものです。
このようなインフラ整備も、あの巨大なバクチマネーがなければ出現しなかったと思います。上海の驚くべき都市整備もまさにバクチマネーの副産物であったと思います。
巨大なバクチマネーは金融商品を通じて、このような都市整備にも流れています。そして都市が成熟しないうちにバクチマネーが引き上げた所は一挙に廃墟と化してしまうのです。今ドバイがその存続の危機に立たされています。バクチマネーを起爆剤に、まさにケインズ理論のように大いなる経済発展を遂げることが出来たならば、それは「良いバクチマネー」なのでしょう。
とにかく何もかも飲み込んでしまうバクチマネーの恐ろしさを痛感しました。同時にこの巨大で恐ろしいバクチマネーの穴埋めを、世界中の国民の血税で穴埋めする財政出動が、効果をあげることが出来るのか、大きな疑問を感じました。